もくじ
【概要】
- 著者:ローランド
- 発売日:2019年3月
- ページ数:240ページ
本の目次
ローランド誕生ローランドの名言 哲学
ローランドの名言 美
ローランドの名言 愛
ローランドの名言 仕事
ローランドの名言 人生
ローランド 珠玉の名言集
【結論(1番の訴求ポイント)】
課題の分離とメタ認知
本書は、哲学や美、愛といった複数のカテゴリーにおけるローランドの発言から彼の考え方を記載してものである。
マクロ的に見ると、次の事が言えるのではないかと思われる。
課題の分離とメタ認知力を鍛える。
本書を読んでみて感じた事は、ローランドはこの2つが徹底しているという事だ。(特にメタ認知についてへは、俺か俺以外かという言葉からもそう思わせられる)
課題の分離によって自分がコントロール可能な範囲で限りなく努力をする、メタ認知をする事での客観的な視点。
この2つの能力が高い事で、今のキャラクターが作られていると思われる。
そしてこれは、ある程度のレベル(ローランドレベルまでは無理だとしても)であれば、誰でも身に付けられるものでもある。
【ポイント】
ベースには「やり抜く力」がある
彼の課題の分離と、メタ認知が高いのは前述した通りだが、それだけが高くでも実はダメだ。
もう一つ根底となる能力があり、これはGrid力(やり遂げる力)と呼ばれているものだ。
彼はこのGrid力も高い事が随所で分かる。
最も印象に残るエピソードは、学生時代にサッカーに打ち込んだ話だろう。
彼の出身はサッカー強豪校の帝京高校という事もあり、学生時代は全てサッカーに打ち込んできたらしい。それこそ寝食以外は全てサッカーという生活だったのだろう。それでも全国大会に行けるかどうかは時の運も必要になる。
結果として、3年生の時の最後の大会では、決勝で負けて全国出場は叶わなかったが、その後にこう言っている。
悔しさはあるが、それよりもやり切ったという感覚が大きかったと。
このやり切ったとい感覚はとても重要だ。達成感とも言えるだろう。やり抜いた先に達成感がある。逆に中途半端では達成感は味わえない。
達成感を味わう事で次も努力しようという気になる。そうなると好循環のループに入る。
彼はホストになった理由も、女性を楽しませたいというという事に気が付き、その後はやり抜くだけだったと言っている。愚直に努力を重ねてきた結果、今のローランドがある。
こう考えると、強豪校のスポーツを引退までやり遂げた人は、それだけでGrid力があると言えるのかもしれない。
企業への入社試験でスポーツ活動経験者が無双するのも分かる気がする。
いつでもユーモアを
またローランドはユーモアも大切だと言っている。
何事もユーモアがあれば基本的に切り抜けられるというのだ。
ミスをユーモア(笑い)に変える事で嫌な印象を残さずに切り抜けられる事ができる。これが出来ればかなり有効なスキルになるだろう。
ただ、言葉で書くと簡単だが、実際にはそう上手くはいかない。
自分の失敗をユーモアに変えるには、頭の回転の速さとコミュニケーション力が求められる。
失敗をネタに変えるというメタ認知能力も必要だし、言いまわすだけの語彙も重要だ。難しい横文字では伝わらない事が多い。また発言するタイミングも重要だろう。タイミングが悪いと、全てが台無しになる可能性すらある。そういった意味では、タイミングを測るコミュニケーション能力も必要だ。
つまり自分をネタにできるユーモアが作れる人は、相応の能力の持ち主だとも言える。
新卒採用の時に、自分の過去の失敗談をユーモアに変えられるかどうかを試してみると良い。
実際にこれをうまく言えた学生では、地雷はほとんどいないって同業の採用担当が言ってた事もある。
誰でも出来ると思うので是非お試しあれ。
ローランドの哲学
他にも本書には、彼の哲学が垣間見える文章が多く記載されている。
自分を安売りしない。これは、裏に絶対的な努力があるために言える言葉で、自信と努力があってこそだ。
ただやり切ったと思えるところまで来たら、その時点で降りる(未練は残さない)。これは課題の分離が徹底している事の裏返しでもある。
人が見ていない時にこそ恰好をつける。通常は逆だ。常に見られているという意識があるからこそ、この考えになる。見えないところでどんな行動をするかで、その人となりが分かる。
気が抜けた時にどんな行動をしているか。
これはその人がどんな人かを知る最良の方法だ。ただ意識して見るようにしないとダメだ。(そもそも見えないところで、が前提なので積極的に観察していかないと気が付かない)
時間が空いた時に職場を巡回してみよう。
意外な人の意外な一面が見えるかもしれない。
【個人的補足】
自分に厳しく、他人に優しく
自分の時間が高値で売れるのも、それを買ってくれるお客さんがいるから。
そのためには自分を成長させる事が必要だが、彼はここの努力が凄まじく、それを表に出さない。(本人は努力とも思っていないかもしれないが)
なので人は簡単に(幸運にも)今の地位を得られたと思いがちになるが、これは間違いだ。
課題の分離とメタ認知。
これが彼の根っこある特徴なのだろう。
何事においても、トップを取る事はそう簡単じゃない。
トップを取るには取るなりの理由があるのだ。
ローランドの考えに触れる事ができるので、興味がある人は本書を一読して見ると良い。