道は開ける

【概要】

  • 著者:D・カーネギー
  • 発売日:1999年10月
  • ページ数:442ページ

本の目次

1 悩みに関する基本事項
2 悩みを分析する基礎技術
3 悩みの習慣を早期に断とう
4 平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法
5 悩みを完全に克服する方法
6 批判を気にしない方法
7 疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法
8 私はいかにして悩みを克服したか―実話三十一編

【結論(1番の訴求ポイント)】

悩みへの対処を知らない者は若死にする

言わずと知れたベストセラー本である。読んだ人も多い事だろう。

今更、自分なりのメモを残す必要も無いとは思うが、自分用に記載しておくとする。

本書は悩みについて書かれたものであり、その対処も記載されている。

悩みが無い人なんていない。悩みが無いと言っている人は、悩みが出てきていないか、悩みを悩みと感じていないかのどちらかだ。正直、とても羨ましい状態でもある。

一方で悩みはその人固有の現象でもある。

他人からは大したことじゃないように見えても、本人にとっては重大な事だったりする。そんな時に「気にするな」と言っても焼け石に水だろう。なぜならアドバイスする側が本質を捉えていないからだ。

人がいる限りこの世から悩みが無くなる事は無い。たが悩み減らす事は出来る。

本書でその方法を学んでいこう。

【ポイント】

悩みへの対処方法

早速だが悩みへの対処法は次の3つに集約される。

  • 事実の把握
  • 事実の分析
  • 決断/実行

順に記載していく。

事実の把握

まずは悩みを把握しよう。何に対して悩んでいるのか。

これが分からないと対策の立てようもない。

人間関係で悩みなのか、お金が悩みなのか、健康上の事が悩みなのか、人それぞれあるだろう。

月給がこれだけなのに、毎月の出費がこんなにある。更に3か月後には子供が生まれて出費が増える。貯金がこれだけしかない。このままだと赤字だ。

具体的な金額も入れるといい。

人間関係なら、誰に何を、どれくらいの頻度でされているのか。現時点のストレスレベルはどれくらいで、限界まであとどれくらいなのか。

まずはそれらを明確にしていく。

想像ではなく事実ベースで考える事が重要だ。

事実の分析

次に事実の分析だ。ここで使えるのが「なぜ」だ。

なぜ人間関係で悩んでいるのか、なぜお金で悩んでいるのか、なぜ健康で悩んでいるのか。

これを考えてみよう。

本書では悩みが起きる原理について次のように記載してある。

「悩みの大半は、根拠が不十分なのに判断しようとする事で生まれる」

実は悩みや不幸の大部分は想像の産物でもある。実際に起きる確率はどれくらいなのかを考えてみると良い。

検診で要精査になった。癌じゃないのかと心配するのも分かる。

だが、そんな時こそ実際にどれくらいの確率なのかを計算してみる。

医師会のデータによると、がん検診を受けた方のうち、要精密検査となった方は1.60~6.52%で、さらにそのうち1.01~4.70%の方からがんが発見されています。 とある。

つまり要精査になっても、90%以上が癌じゃないのだ。

この事実を知っているのとないのでは、大きな違いだろう。

それでも仮に癌と診断されてしまったら?

そしたら受け入れる事が必要になるだろう。事実を認識して、何ができるかを考える。

自分1人だと行き詰ってしまう場合もあるだろう。その時は友達に頼るのもいい。ただここで人選をミスると逆効果になるので、相談する相手は慎重に選ぶべきだ。できれば公平かつ客観的な立場で事実を見れる人に依頼するのがいいだろう。そして利害関係のない第3者的な立場の人がいい。

近しい友達だとどうしてもバイアスが入り、事実が捻じ曲げられてしまう可能性がある。

決断/実行

事実の分析が終わったら、それの対応策を考えて実行していくだけだ。

根も葉もないことを言うようだが、悩みは多忙にするのが良薬だったりする。

そこまで考える余裕が無いからだ。人間は暇だとどうしても余計な事を考えてしまう。どうしても悩みを消したいのであれば、意識的に忙しくしてしまうのも一つの手ではある。

後は起きてしまった事は受け入れる事も重要だ。

事実は変えられない。ならば今後を変えていくしかないからだ。

【まとめ】

何をしても批判はされる

結局、何をしても批判はされる。ならば気にしないのが一番だが、これが出来ない人も一定数いる。

最悪のケースは何かを考える、それを受け入れる、そして少しでも改善できるように行動する。

これが悩みに対す最善のアプローチ方法だ。

是非お試しあれ。

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