整形39

【臨床症状】60代 ゴルフ後の痛み

【問題】画像所見と診断名は?

MR_20240601142006_Image001
 

※ T2*、プロトン強調、脂肪抑制画像の順に表示

➡ 矢状断/横断像
MR_20240601142006_Image058
 

※ 矢状断、横断像の順に表示

    ▶答えはこちら
    • 橈尺関節側の尺骨遠位端、三角骨、月状骨の橈骨手根関節側には脂肪抑制画像で高信号域を認め、尺骨突き上げ症候群と考えられる
    • 三角骨には骨嚢胞、尺骨遠位端に骨棘形成をみとめ、変形性変化
    • 舟状骨にも浮腫性変化を認め、骨挫傷が疑われる
    • 他、三角骨周囲に少量の関節水腫、また尺骨Plus variance(橈骨尺側関節面と尺骨関節面で尺側関節面の方が高い状態)あり

    【尺骨突き上げ症候群】

    ・尺骨突き上げ症候群とは、尺骨頭が手根骨や三角線維軟骨(TFC)への衝突により疼痛が生じる疾患の総称

    ・尺骨Plus varianceが重要な指標で、ニュートラルから2.5mmプラスになる事で、尺骨手関節側への荷重は20%から42%に増加すると言われている

    ・尺骨Plus varianceが陽性になる原因には、先天的(一次性)なものと、橈骨遠位端骨折(コレス骨折、スミス骨折)などの整復が不十分だった場合(二次性)がある

    ・慢性的な過重負荷により、TFCC損傷や月状骨や三角骨近位の関節軟骨軟化などが起き、Palmerらによって分類されている

    ・主な臨床症状は、尺骨側の疼痛、捻る動作時の痛みなどだが、臨床症状からはTFCC損傷との鑑別は難しい

    ・治療法は保存療法や手術療法があり、保存療法で改善しない場合に手術療法が検討される

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