整形63

【臨床症状】10代 陸上選手 ランニング中の下腿に痛み

【問題】画像所見と診断名は?

MR_20241012160736_Image001
 
➡ 横断像
MR_20241012160736_Image111
 

    ▶答えはこちら
    • MRI画像にて左脛骨近位部に骨髄浮腫によるT2-FSでの高信号と骨膜肥厚所見を認める
    • T1WIでやや低信号域を認め、臨床情報と合わせて疲労骨折と診断された
    • またXpとの比較でも、同部位に疲労骨折があるのが確認できる
    左からT2WI、T1WI、T2-FS
    X-p画像との比較

    【疲労骨折】

    ・疲労骨折はストレス骨折の一つで、大きく疲労骨折と脆弱性骨折に分類される

    ・疲労骨折は正常な骨にスポーツなどの外力が継続的にかかる事で起きる骨折、脆弱性骨折は骨粗鬆症などで骨密度が減少する事で起きる骨折

    ・疲労骨折は活動性が高い小児や若年者に多く運動歴の有無が重要だが、小児の場合は明らかな運動歴が無くても起きる事がある

    ・主な症状は運動時痛で、進行すると安静時でも疼痛を認めるようになる

    ・画像所見は次の通り

    1. X-pやCTでは早期では異常所見を認めない事が多いが、進行すると皮質骨辺縁のわずかな不明瞭化、皮質骨内部の線状の透亮像、骨膜反応等を認めるようになる
    2. 海綿骨では境界不明瞭な硬化性変化、線状または帯状の硬化像など
    3. MRIではT1WI、T2WIで線状または帯状の低信号域、その周囲の骨髄浮腫や骨膜反応を反映して脂肪抑制画像の高信号域を認める
    参考書籍:骨軟部疾患の画像診断 第2版

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