common disease79

【臨床症状】50代 ある疾患でフォロー中

【問題】画像所見と診断名は?

CT_20240817123635_Image003
 
CT冠状断
CT_20240817123635_Image128
 
➡ MRI画像(単純/造影)
MR_20240817123916_Image016
 

    ▶答えはこちら
    • 上行大動脈の右側に1.5*3.0*4.5cm程度の嚢胞性病変あり
    • 心膜腔との交通は無いように見える
    • 肺野内に異常所見は認めない
    • 後日撮影されたMRI画像でも、T2WIや脂肪抑制画像で高信号を認め、造影効果なしから心膜嚢胞が最も疑われた
    左からCT、脂肪抑制(MRI)、造影MRI
    • その後、定期的にフォローをしているが病変の増大は認めていない
    上段がT2WIの3断面、下段が造影後の3断面(いずれも非提示)

    【心膜嚢胞】

    ・心膜嚢胞は縦隔腫瘍の中で2.6~6.7%とされている

    ・心膜腔の発生過程で形成される薄壁の単房性嚢胞で、内容物は漿液性の事が多い

    ・心膜腔との交通がなく、交通がある場合は心膜憩室となる

    ・前縦隔右側や右横隔膜角に好発する

    ・基本的に無症状で、他の検査時に偶発的に発見される事が多い

    ・大きくなると周囲組織を圧排し、胸痛や呼吸苦などの症状が出現する事もある

    ・画像所見では、T2WIで高信号、造影効果なしの所見となる

    ・胸腺嚢胞、気管支原性嚢胞と鑑別が必要になる事もあるが、困難な場合も多い

    参考書籍:困ったときの胸部の画像診断

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