整形1

【臨床症状】50代 発熱が持続 CRP:20.1 WBC:11200

【問題】画像所見と診断名は?

011
 

※T2WI、T1WI、T2脂肪抑制、造影の順に表示されます

➡ 横断像(造影後)
0169
 

※造影後のTRAのみ

    ▶答えはこちら
    • L5/S1に、T2WIで低信号、T1WIで低信号、脂肪抑制で軽度高信号(終板直下)を認め、何らかの原因による炎症が疑われる
    • 造影後の同部位では明瞭にエンハンスされ、臨床データと合わせて化膿性脊椎炎が疑われた
    • 横断像では、椎体周囲への炎症波及が疑われる
    • 他、L1/2で骨棘形成と、前/後縦靭帯の軽度肥厚あり
    左からT2WI、T1WI、脂肪抑制画像
    造影後画像(矢状断、横断像)

    化膿性脊椎炎

    ・感染性脊椎炎には化膿性脊椎炎と結核性脊椎炎(脊椎カリエス)がある

    化膿性脊椎炎は腰椎に多く、結核性脊椎炎は下部胸椎に多い

    ・化膿性脊椎炎は、黄色ブドウ球菌が多いが弱毒菌も増えてきている

    ・感染経路は血行性がほとんどで、椎体(軟骨)終板付近から椎体や椎間板に波及し、肉芽腫病変や膿瘍を形成していく

    (まず血流の豊富な軟骨終板直下に感染するためと考えられている)

    ・病変は椎間板を挟んで2椎体に及ぶ事が殆どで、3椎体以上は稀(結核性は3椎体以上に及ぶ事もある)

    参考書籍:ジェネラリストを目指す人のための画像診断パワフルガイド 第2版

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