整形2

【臨床症状】10代 転倒にて脱臼した 自己整復後に受診

【問題】画像所見と診断名は?

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※T2WI、T1WI、脂肪抑制画像の順に表示されます

➡ 横断像/矢状断像
50000874_2017_09_04_MR_Image078
 

※T2*(横断像)、脂肪抑制の矢状断のみの表示です

    ▶答えはこちら
    • 関節唇が分離/剥離し、関節窩内に変位した関節唇が確認できることから、ALPSAと考えらえれる
    • また下肩甲上腕靭帯の上腕骨付着部に断裂を認め、冠状断でいわゆるJ signが認められる事から、HAGLも併発疑い
    • 他、後方にも関節唇損傷、肩甲下筋損傷、Hill-Sachs lesion、関節水腫あり
    上段はHAGL、下段はALPSA(脂肪抑制画像の横断像は非提示)
    HAGLに認めるJ sign

    ALPSA(anterior labroligamentous periosteal sleeve avulsion):分離した関節唇が骨膜と連続したままロール状に内側に転位した状態

    HAGL(humeral avulsion of the glenohumeral ligament):下肩甲上腕靭帯が上腕骨付着部で断裂した状態

    【Hill Saches lesion】

    ・上腕骨頭の後外側面の陥没骨折

    ・脱臼の際に、関節窩の前縁と衝突するために起きる

    ・画像では骨頭後面の陥凹を認めるのと、MRIでは浮腫性変化も認める事がある

    ・Bankart lesionと共に、前方脱臼における重要な所見の一つ

    骨軟部疾患の画像診断 第2版 より引用改変

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