整形26

【臨床症状】60代 捻挫後の痛み

【問題】画像所見と診断名は?

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    • 距骨-踵骨関節のmiddle facetで裂隙狭小化と骨硬化、皮質の不整を認める
    • 距骨踵骨間の足根骨癒合が疑われる
    • その他、皮下脂肪の広範な浮腫を認めるが、骨折や脱臼などの所見はなし

    【足根骨癒合症】

    ・足根骨癒合症は、先天性ないし発育段階における異常と考えられており、距骨と踵骨の間(talocalcaneal coalition)、または踵骨と舟状骨の間(calcaneonavicular coalition)に多い

    ・癒合には骨性、軟骨性、線維性がある

    ・可動域制限や痛み、偏平足、腓骨筋攣縮などの症状がおこり、10~20代で発見される事が多い

    ・骨性癒合は単純写真やCTでも診断は可能だが、軟骨性や線維性はやや難渋するケースもあり、関節裂隙の狭小化や不正像などが重要な所見とされている

    骨軟部疾患の画像診断 第2版 より引用改変

    【踵骨舟状骨癒合症】

    ・踵骨前方突起と舟状骨内側後部が癒合している状態

    ・骨性癒合は単純写真でも診断可能だが、線維性、軟骨性はアリクイサイン(anteater nose sign)が有名

    ・アリクイサインは、踵骨前方突起が延長し、踵骨と舟状骨の間隙が狭小化して見える事

    ・画像所見は以下のようなものがある

    1. 踵骨と舟状骨の間隙の狭小化
    2. 踵骨と舟状骨の対面する骨皮質の不整や骨硬化
    3. MRIにおける癒合部における線状の低信号
    4. MRIにおいて癒合部周囲の骨髄浮腫
    5. 癒合部における骨皮質および骨髄の連続
    骨軟部疾患の画像診断 第2版 より引用改変

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