整形31

【臨床症状】70代 2年前からの肩痛

【問題】画像所見と診断名は?

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※ T2WI、T1WIの(斜)冠状断、脂肪抑制、T2*の横断像の順に表示

    ▶答えはこちら
    • 肩峰が棘上筋腱を軽く圧迫し、これによる信号変化を認める
    • またその遠位部にて同筋腱の肥厚や信号上昇も認める
    • 上記よりインピンジメントされて状態であると考えられる
    • 他、肩峰下包に少量の液体貯留あり

    【肩峰下インピンジメント症候群】

    ・肩関節の痛みや挙上制限が主な症状

    ・上肢を回転させたときに、上腕骨頭と腱板が上方の烏口肩峰アーチに衝突を繰り返す事が原因の一つと言われている(棘上筋腱の機械的圧迫による炎症)

    ・肩峰には個体差があること、棘上筋腱の変性、外傷やスポーツなどによるオーバーユースも原因になりうる

    ・ペインフルアークサイン(painful arc sign)を認める事もある

    ・Neerはインピンジメント症候群の腱板の病理的変化を病期分類している

    • Stage1:出血と浮腫、若年者に多い
    • Stage2:炎症および線維化の進行(慢性化)、中年に多い
    • Stage3:腱板断裂、中年以上に多い

    ・治療法はStage1までは保存的療法、Stage2以上では外科的治療も選択肢になる

    ・主な画像所見は次のようなものがある

    ・肩峰下ー三角筋下滑液包炎、肩峰下骨棘、腱板損傷、肩鎖関節の過形成 など

    骨軟部疾患の画像診断 第2版 より引用改変

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