救急45

【臨床症状】40代 下腹部痛 下血

【問題】画像所見と診断名は?

011-
 

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    • 下行結腸からS状結腸にかけて腸管壁の浮腫性変化を認める
    • 左半結腸に優位なこと、中年女性、下血を認める事から虚血性大腸炎が最も疑われる
    • 壊死を認めるような所見はない
    • その後、保存的治療(投薬)にて軽快
    • 他に特筆すべき所見なし

    【虚血性大腸炎】

    ・虚血性大腸炎はその名の通り、大腸の虚血状態が原因で炎症が進行している状態

    ・好発年齢は60代

    ・直腸を除く左半結腸に発生し、下行結腸、S状結腸に多い(区域性に病変を認める事が多い)

    ・急性発症が多く、虚血の背景に動脈硬化がある場合が多い

    ・その他のリスク要因としては、うっ血性心不全、肥満、糖尿病、低血圧、便秘、経口避妊薬の服用など

    ・臨床重症度により次の3つに分類されている

    • 一過性
    • 狭窄型
    • 壊死型

    ・壊死型のハイリスクグループには、動脈硬化と便秘を持つ高齢者が該当する

    ・全身性炎症反応症候群、腹膜刺激症状や画像所見によって、外科的処置が決定をする

    ・画像所見は浮腫性の腸管壁肥厚で、壊死にまで至ると菲薄化、腸管気腫を認める事もある

    参考書籍:わかる!役立つ!消化管の画像診断、すぐ役立つ救急のCT・MRI 改定第2版

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