common disease16

【臨床症状】60代 高血圧 高コレステロール血症 肝機能障害疑い

【問題】画像所見と診断名は?

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    • 両側胆管周囲に多数の嚢胞性病変を認める
    • 嚢胞状病変の分布は胆管周囲に集中しており、まず第一に胆管周囲嚢胞を疑う
    • またS4に脂肪肝によるFocal spred area(脂肪肝における脂肪化を欠く、あるいはより弱い部分の事)を認める
    • その他の所見として、脂肪肝、胆嚢腺筋症など

    【胆管周囲嚢胞】

    ・胆管周囲嚢胞は、肝内胆管壁外の胆管周囲付属腺が嚢胞状に拡張した状態

    ・多くは2~25mm程度の小嚢胞で、肝門部から門脈分枝の周囲に分布する

    ・画像上で確認できるのは10%程度と言われている

    ・原因は炎症などによる胆管周囲付属腺の閉塞や、遺伝的要因の2つがある

    ・肝硬変や門脈圧亢進症、胆道感染などの基礎疾患を有する場合が多い

    ・また肝障害と胆管周囲嚢胞の増大は相関する事が示唆されている

    ・MRCPが有用で、胆管周囲に数珠状に連なる特徴的な嚢胞分布を認めるが、胆管と嚢胞の交通の有無については評価が難しい事が多い

    ・肝内胆管の拡張との鑑別が問題になる事がある

    参考書籍:胆肝膵の画像診断 -CT・MRIを中心に-

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