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【臨床症状】50代 女性 スクリーニング

【問題】T2WIにおいて放線冠~半卵円にかけての高信号病変はなに?

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    • T2WIにて放線冠から半卵円レベルの大脳白質に複数の高信号域を認める
    • FLAIRでも同様の所見だが、T1WIで確認してみると信号強度の変化は認めない
    • 血管周囲腔との鑑別が問題になるが、まずは大脳白質病変と考えられる
    • その他、特に異常病変は認めない

    【大脳白質病変】

    ・加齢と共に大脳白質にT2WIで高信号の病変を認めるようになる

    ・特に高血圧や糖尿病の基礎疾患を持つ場合や高齢者に多い

    ・加齢による場合をleukoaraiosisと呼ぶ事があるが、慢性虚血性変化とも呼ばれる事もある

    ・病理学的には髄鞘の淡明化や血管周囲腔の拡張を認める

    ・軽度であれば特に症状もない場合が多いが、進行すると認知機能低下や下肢機能の低下といった症状がでてくることもある

    ・陳旧性ラクナ梗塞と血管周囲腔との鑑別が問題になる事が多いが、主な鑑別点は次の通り

    1. T2WI:いずれも高信号
    2. T1WI:ラクナ梗塞は低信号、他は低~等信号
    3. FLAIR:ラクナ梗塞は病変周囲に高信号、白質病変は高信号、血管周囲腔は等~低信号だが、周囲に高信号は認めない

    ・つまりFLAIRで病変周囲に高信号で、T1WIで病変部が低信号の場合をラクナ梗塞とする

    参考書籍:ジェネラリストを目指す人のための画像診断パワフルガイド 第2版

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