common disease57

【臨床症状】30代 顎下部の腫脹

【問題】画像所見と診断名は?

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    • 右顎下腺の腫大を認める
    • またそれに合わせるように、右顎下腺管開口部に約1cmの石灰化を認め、唾石と考えられる
    • 対側には異常を認めない
    • 上記より唾石症と診断された

    【唾石症】

    ・唾石症とは唾液腺や導管の中にカルシウム沈着などにより結石が生じている状態

    ・30~60代が好発年齢で、男性に多く80~90%が顎下腺に、10~20%が耳下腺に、1~7%が舌下腺に生じる

    ・顎下腺の中でも、85%が顎下腺管(wharton's duct)に発生し、腺管移行部、腺内の順となる

    ・顎下腺に好発する理由は、顎下腺が長く上向きに走行する事、粘液腺が存在する事、pHが高い事、カルシウムの濃度が高い事などがある

    ・唾石が腺管を閉塞すると、飲食時に唾疝痛と呼ばれる疼痛を認める

    ・また細菌の繁殖がおこり、急性唾液腺炎の原因にもなる

    ・画像所見は、CTが有用で石灰化(結石)を認める

    ・唾液腺炎にまでいたるとMRIでも炎症所見として認めるようになる

    参考書籍:頭頸部の画像診断 改定第2版

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