common disease80

【臨床症状】80代 BAにて加療中 胸痛あり

【問題】画像所見と診断名は?

CT_20240817124316_Image007
 

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    • 中葉、下葉を中心に両側胸膜の肥厚を認める
    • また石灰化を認める部位もあるが、壁側胸膜か臓側胸膜かは判断が難しい
    • 肺野条件では特に異常を認めない
    • またリンパ節腫大や胸水も認めない
    • 上記より、アスベスト暴露による胸膜プラークが疑われる
    • 過去画像と比較をしても多少の石灰化の増かはあるも、大きな変化は見られない

    【胸膜プラーク】

    ・胸膜プラークは石綿肺関連胸膜病変の中で頻度が多い

    ・アスベスト暴露が主な原因で、暴露後数十年経過後に所見として出てくる

    ・低濃度暴露でも発症する事が知られている

    ・胸膜プラークが悪性転化する事は無いが、中皮腫や肺癌のリスクは健常者と比較すると高くなる

    ・画像所見は、胸膜肥厚や石灰化など

    ・石灰化は壁側胸膜に発生する傾向があるが、判別が難しい事も多い

    ・中肺野の腹側、下肺野の背側、横隔膜ドーム、傍椎体領域に好発し、通常肺尖部には見られない

    ・左右差を認める事もある

    参考書籍:困ったときの胸部の画像診断

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