もくじ
【概要】
- 著者:枡野 俊明
- 発売日:2013年8月22日
- ページ数:224ページ
本の目次
はじめに第1章 さっさと減らそう、手放そう、忘れよう 禅的、不安と悩みの遠ざけ方
第2章 「いま」できることだけに集中する すると、「余計なこと」は考えなくなる
第3章 「競争」から一歩離れると、うまくいく 人は人、私は私、という考え方
第4章 人間関係が驚くほどラクになるヒント いい縁の結び方、悪い縁の切り方
第5章 「悩み方」を変えると、人生は好転する お金、老い、病気、死……について
【結論(1番の訴求ポイント)】
ベクトルを自分に向けよう
本書には色々なケースとそれに伴う禅の言葉が紹介されている。それらを要約すると「ベクトルを自分に向ける」という事になるのかなと思う。
ベクトルを自分に向けるというのが少し分かりずらかったら、自分は自分、他人は他人と思いましょうという事だ。
【ポイント】
自分へのベクトル
ベクトルを自分に向ける事、つまり自分は自分、他人は他人と考える事。
実際クローン技術を使わない限り、同じ人間は2人とていない。
その中で他人と共通点を見つけて仲良くなっていく。
最初のうちはお互い他人という事を認識している。
ただこれが仲が深くなると自分の考えている事=相手の考えている事にいつの間にかすり替わってしまう。
つまり勘違いや思い込みが生まれてしまうのだ。
元々は他人だ。
自分が見ている面はあくまで一面であって、当然他の面も持っている。
だがこれが分からなくなる。
なので当然ギャップが生まれる。
このギャップに悩み、苦しんでしまう。
他人を他人として認める。
自分にベクトルを向ける。
自分と違う考えでも、それを認める。
これが悩み事を大きく減らすコツなのなかと思う。
他人はコントロールできない
しかも他人は自分ではコントロールできないものの代表格だ。
自分の子供ですら、一定の年齢になるとコントロールできなくなる。
洗脳などのマインドコントロール下におかない限り、大人なら尚更だ。
コントロールできないものをコントロールしようとして苦しむ。
自分じゃどうもできないのに。
他人がどうこうじゃなく、今、ここだけ、自分に集中する。
他人と自分は比べようもないものだと思う。
違いがあるのを当たり前とする。
相手に完璧を求めない。
自分は自分、人は人、それでいいんだと思う。
他人との比較
この考えができると他人と比較をしなくなる。
人の悩み事の多くは人間関係だ。
上記の通り、他人と自分と同一視してしまう事(これを自分フィルターと呼んでいる)が原因の一つだが、他にも比較する事で発生する悩みもある。
生まれつきのお金持ち、勉強が出来る、スポーツが得意、背が高い、美男美女・・・
これらは全て他人との比較から生まれている。
イメージしてみよう。
世の中に自分1人しかいなかったら?
比較対象がいなかったら、お金を持っていてもしょうがないし、スポーツが得意なのかも分からない。
他人がいるから比較して、そして悩んでしまう。
いっその事、こう考えてみると楽になるかもしれない。
勝ち負けよりも納得感。
他人にどう思われるよりも、自分が納得するか(できるか)どうかで判断してみよう。
時には怒りや哀しみという感情が出てくるかもしれない。
でもそれに乗らない。
客観的に自分を見つめてみる。
そうする事で感情を受け流せるようになる。
流れるままでいいのだ。
【まとめ】
自分は自分、他人は他人
自分と他人は違う生き物で、違って当たり前。
こう思う事が悩みを減らす第一歩だ。
本書は確率的な意味での9割じゃなく、自分の考え方次第で心配事の9割は減らせるという意味のタイトルなのかなと思う。
他にも色々なケーススタディが載っている。
悩んだ時に適当にめくってその箇所を読んでみる的な使い方がいいのかもしれない。
悩み事があれば是非、読んでみるといい。