「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

【概要】

  • 著者:岩田 松雄
  • 発売日:2012年10月
  • ページ数:254ページ

本の目次

第1章 リーダーは、かっこいいとは限らない
第2章 リーダーは、饒舌でなくてもかまわない
第3章 リーダーは、部下と飲みに行かない
第4章 リーダーは、人のすることは信じてはいけない
第5章 リーダーは、立ち止まらなければいけない
第6章 リーダーは、多読家である必要はない
第7章 リーダーは、弱くてもかまわない

【結論(1番の訴求ポイント)】

リーダーシップは後天的に鍛えられるもの

「ついていきたいリーダー」とはどんなリーダーだろうか。

ある人は、織田信長のようなカリスマ的なリーダーをイメージするかもしれない。

またある人は、徳川家康のような戦略性に長けたリーダーかもしれない。

調和を重んじるリーダーを思い浮かべる人もいるだろう。

人によってついていきたいリーダー像は違うが、共通しているものが一つだけある。

それはリーダーシップを持っている事だ。

リーダーシップがあるから、ついていきたいリーダーになれる。逆にリーダーシップが無いと、誰もついて来ない。

このリーダーシップは天性のもののように思われがちだが、実はそうじゃない部分も多くある。

確かに歴史に名を残しているような人物には天性の才能があったのかもしれない。ただそんな人は一握りだ。

実際の現場では、そこまでは求められない事も多い。

そしてここで必要とされるリーダーシップは、後天的に鍛えられる事が出来るのだ。

【ポイント】

まずは相手を知ることから始まる

リーダーシップは天性のものなのか。

答えはNoだ。

リーダーシップは生まれつき備わっているものじゃなく、後天的に鍛えられる能力であるというのは上で書いた通りだ。

ただし相手の事を理解できる事が前提条件になる。

リーダーは自分一人ではなれない。他に誰かがいてリーダーが生まれる。

そして、リーダーはチームで結果を出す事が求められる。チームで結果を出すには、少なくとも相手がどんな人かを知っていなければならない。

エースストライカータイプもいれば、ゴールキーパータイプもいるだろう。全員それぞれ役目がある。どちらが上とかは無い。

役目と人物が分かっているからこそ、適材適所が可能になる。

つまり他人(部下)の事が分かっていないとリーダーとしての役目を全うできないのだ。

そしてこれには人間力が必要になる。

リーダーシップに必要な人間力

リーダーは人間力が必要と書いた。では人間力とはなんだろうか。

人間力とは他人を動かすための最低限の能力の事なんだと思う。

もう少し具体的に書こう。許容力があるかどうかだ。

これには自分自身が色んな経験をしてきているかどうかが重要になる。

「色んな」というのがミソで、特定の経験だけの場合だと足りない(偏る)事が多い。

リーダーになるくらいなので成功体験は多く経験しているだろう。

だが「ついていきたいと思われるリーダー」になるためには、成功体験の他に挫折体験も必要な事が多い。

なぜなら挫折経験が無いと、出来ない人の気持ちが分からないからだ。

必死で勉強したのに大学受験で失敗した。死ぬほど好きになったのにフラれた。死ぬほど練習したのに決勝で負けた。

こういった気持ちは実際に経験した人じゃないと分からない。

スラムダンクの山王の監督が言っていた言葉がある。


「這い上がろう、負けた事があるというのは、いつか大きな財産になる」

まさにコレだ。挫折や失敗が人を優しくし、成長させるんだと思う。

相手の気持ちが分からないと、当然人はついてこない。

人がついてこないとチームで結果を出す事ができない。

リーダーはチームで結果を出す事が求められる立場だ。

エリートと言われる人は、失敗の経験をしていないケースもあるので注意が必要だろう。

日頃の態度も重要

リーダーになると使える権力も大きくなる。

この権力というのは厄介で、どうしても上下関係が出来てしまう。

会社員にとって上司からの指示は絶対なので、時に強権的な面も見せる。

そういった意味では、人間力が問われる場面も多い。

リーダーが私利私欲に走ると、部下はそれを見ている。

当然ついていこうとは思わなくなる。

部下は上司を3日で判断するが、上司は部下を判断するのに3年必要という言葉もある。部下は上司をよく見ているのだ。

他人からどう見られているか、これをよく考える。常に頭のどこかに置いておく。

社内では偉そうな事を言っていても、退勤後に寄ったファミレスでバイトの店員に横柄な態度を取る。タバコの吸い殻をポイ捨てする。

こんな行動を見てしまうと、部下からの信用はガタ落ちする。こんな人に付いていこうとはならないだろう。

人が本気で動いてもらうには、その人の信用力が必要になる。

組織では上に行けばいくほど求められる能力は、スキルよりも人格のウェイトが大きくなるのはコレが理由である。

どんなにスキルが高くてもリーダーにはなれないのである。

日本では高いスキルで結果を出した人がリーダーになる事が多い。でもリーダーに求められる能力はスキルだけではない。

リーダーは時に恨まれる事もある。だがそれがチームや会社のためなら耐えなきゃならな事もある。

そういった意味では孤独なポジションだ。

でもそんな姿を見て、人は付いていこうと思う。

無私の心と恨まれる覚悟、これがあってついていきたいと思われるリーダーになる1歩が踏み出せる。

【まとめ】

リーダーシップは大なり小なりあるが、今後は誰でも必要になると思う。

その為には色々な経験が必要だが、挫折や失敗をするなら若いうちが圧倒的に良い。

若いうちはリカバリーも十分にできる時間があるからだ。

その上で、他人を良く観察し、どんな人かを知る。

他人にからどんな風に見られているかを意識する。

成功体験だけでなく、挫折体験も味わう。

これらを経験して、ついていきたいと思われるリーダーになろう。

これは自戒も含めての言葉である。

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