もくじ
【概要】
- 著者:永松 茂久
- 発売日:2019年9月1日
- ページ数:240ページ
本の目次
第1章 人生は「話し方」で9割決まる第2章 「また会いたい」と思われる人の話し方
第3章 人に嫌われない話し方
第4章 人を動かす人の話し方
【結論(1番の訴求ポイント)】
話し方をマスターして人生イージーモードに突入せよ
人間関係で悩んでいる人が多い。むしろ悩みのうちの半分以上が人間関係によるものだろう。
誰々とウマが合わない、誰々が無視してくる、上司がパワハラ気味、部下がいう事を聞かない等々・・・
SNSを開けば、こんな悩みが多く投稿されている。
そもそも、なぜ人間関係で悩むのか。
それは自分の伝えたい事が伝わらないから、違った意味で伝わってしまうからだと思う。
伝えたい事が伝わらない、これは意外と大きなストレスだ。
人間関係を作るという事は、コミュニケーションを取るという事だ。
自分の考えを相手に伝える、理解してもらう。そして相手のことを理解する。
そうやって相手との考えや、価値観の違いを認識していく。
これが人間関係を作るという事である。
そして人間関係の構築には、話し方よりも聞き方が重要なのだ。
【ポイント】
話し方は聞き方
どうやって話し、伝え、理解してもらうか。
多くの人は話し方のスキルが必要だと考えるが実は違う。
話し方は、聞き方が9割なのだ。
意味が分からない?大丈夫、少しずつ説明していく。
まず大前提として、「男女問わず、人は自分を理解してほしい生き物である」という事を頭の中に叩き込んでおこう。
これには相手の話を聞く事が一番の近道だ。相手の話を聞いて理解し、重要だと感じさせる。one of themじゃなく、only oneと思わせれば勝ち確。これが難しければ、理解しようとしている姿勢を見せるだけでも有効だったりする。
人はそれぞれ価値観を持っている。そして言葉にはその人の考えや価値観が含まれている。それを理解する。
当然自分の考えと違った答えが来るときがあるかもしれない。でも否定はしない。そういった考え方があるんだなと思うようにする。そうする事で相手との良好な関係性が作れ、相手も聞く態勢になる。自分の話が通じるかどうかは相手の姿勢も重要なのだ。
ちなみにモテない人は自分の事ばかり語る。すぐ自分の話題に持っていってしまう。相手が興味がある事ならまだいいが、総じてその可能性は低い。
一方で、モテる人は相手に喋らせて相手がどんな人なのかを知ろうとする。相手に興味を持ち、良い距離感で質問をする。最初から詰めない。結構距離感を間違えている人がいるので、ここは注意したい。また質問時の表情や、声のトーン、体から出るボディランゲージも重要な要素だ。
相手に興味を持って、適度な距離感で質問する。最初から馴れ馴れしいと相手が聞く態勢になる事は少ない。
これらが伴っていないと一発で興味が無いのがバレる。
そして自分では気が付いていないだけで、意外とバレている。
これが聞き方が9割だという理由。
また会いたいと思われる話し方
ちなみに次の3つは重要な事なので、覚えておくといい。
・人は誰もが自分が一番大切で、一番興味がある
・自分を分かって欲しい、認めて欲しいと願っている
・自分の事を分かってくれる人を好きになる
つまり人間は誰しも自己中で子供なのだ。この自己中な部分を満たしてあげれば、人間関係は大抵スムーズにいく事が多い。コツは相手と同じステージに立つというより一歩大人な気分で対応する事。
子育ての経験がある人は、なんとなく分かるだろう。スーパーイヤイヤ期のわが子に対応するアノ感じである。
ちなみにこの原理を最大限に理解し実践しているのが、ホストクラブやキャバクラでキャストして働いている人達だ。彼ら彼女らは基本的に自分の話をしない。相手から質問された時のみ答える。9割がた相手に喋らせる。
その中で相手のコアな部分を見極め、重要感を満たしてあげる。時には抽象的な事をまとめてビシっと要約してあげる。
つまる〇〇って事なんだね。
そうすると、相手は自分の事を分かってくれていると思うようになる。
思いもよらない共通点なんかがあると更に良い。上京して知り合った人が同じ高校出身なのが分かると、急に仲良くなったりする。人間関係を一定のレベル以上に築こうとすると、こういった共通点や共感ポイントが似ていると有利になる事も多い。
人は笑わせてくれる人よりも、一緒に笑ってくれる人を好きになるのだ。
ホスト、キャバ嬢の手腕は是非ともお手本にしたい。
嫌われない話し方
では逆に人間関係を拗らせる要素は何か。それは上で記載した事の逆をやってしまう事だ。つまり否定してしまう事。比較する事もNGだ。
そして否定する時に使いがちな4つのNGワードがある。
でも、だって、どうせ、ダメ
これらは全て否定や言い訳のニュアンスが入っている。相手を否定して好かれるなんて事は基本的にありえない。よほど関係性(信頼関係)が成熟していれば話は別だが、そこまで出来ている人は、否定をするにしてももっとソフトに伝える。
ただどうしても自分の意見を伝えたい時もあるだろう。その時に使う方法でIメッセージがある。
これは、「私はこう思うよ」と伝える事で、相手に気づかせる方法だ。これのメリットは、相手は直接否定された訳じゃないので、自己重要感がそれほど傷つかない。その一方で、違う考え方を伝える事が出来る。納得いかなくても、あくまで相手の主観を言われただけなので、自分はノーダメージなのだ。
周りの好かれている有能な上司をよく観察してみよう。部下を指導している時にIメッセージを良く使っているはずだ。
他には相手の話を奪う事もNGである。人間の大原則を思い出して欲しい。人は自分を理解して欲しい生き物なのだ。そこには否定も比較も、他人の話も入っていない。
質問されたから答えているのに、途中で話を食い気味に奪って喋ってくる人がいるとする。そんな人と人間関係を構築したいと思うだろうか。少なくとも自分は思わない。
補足として悪口にも気をつけよう。悪口は出来るだけ、言わない、聞かない、関わらないようにすると良い。悪口を言わなくても聞いているだけで、そっち側の人間と捉えられる事もある。非常にもったいない。悪口は百害あって一利なしだ。
否定しない、比較しない、話を奪わない
これらは多くの人がやりがちなので、気をつけよう。
【まとめ】
良い話し方は誰でも身に付けられる
どうだろうか。好かれる話し方はどれもが意識すれば出来る事ばかりだったはずだ。でも普段から意識していないと、すぐに悪いクセが出てしまう。それほどまでに普段の習慣というのは強力だ。
ただ、一度身に付けてしまえば強力な武器になる。
身の回りで嫌われている人の話し方や内容をよく観察しよう。
極端に言うと、自分はそれと逆の事をやるだけで良い。
「人は自分を理解してほしい生き物である」
これを頭の片隅に入れておこう。