世界の一流は「雑談」で何を話しているのか

【概要】

  • 著者:ピョートル・フェリクス・グジバチ
  • 発売日:2023年3月
  • ページ数:240ページ

本の目次

第1章 ここが違う!「世界」の雑談と「日本」の雑談
第2章 グーグルの強さの秘密を知る!強いチームをつくる「社内雑談力」の極意
第3章 どうすれば結果が出せるのか?武器としてのビジネスの雑談
第4章 何を話すべきではないのか?こんな雑談は危ない!6つのNGポイント

【結論(1番の訴求ポイント)】

ラポールを作れ!

結論から言うと雑談の目的とは、ラポールを形成する事である。

ラポールを形成する事でチームワークの向上に繋がり、結果として仕事に有利になる事を世界の一流は知っているからだ。

ただ普通に仕事をしているとラポールは作れない。だから意識してラポールを作る。その時に雑談が有効なのだ。

そもそも「ラポール」ってなに?って話になるが、これは自分と相手の信頼関係のことを指す。

お互いの事をよく知らない人同士とチームを組んで仕事するのと、相手を理解した上でチームを組むのでは、結果は全く違ったものになるだろう。

例えば突発的な休みにおいても、相手の家族構成を知っていれば理解できる部分もあるだろう。今回は自分が頑張るから、次回はフォローお願いといった事も言えるかもしれない。これが全く知らない状態であれば、相手がどんな理由があるのかも考えずに、急に休みやがって、穴埋めどうするんだよ。という事にもなってしまうのだ。

これではチームプレーなど望むべくも無いだろう。

なので雑談を通して、自分と相手、双方の自己開示行い信頼関係を構築していくのだ。

ただ単に雑談をしていてもダメで、目的を持って雑談する事が大切だ。

そのためには次の3つを意識すると良いらしい。

【ポイント】

ラポールを作るための3原則

ラポールを作るためには、次の3原則に気をつけると良い。

  • 相手が何を大切にしているかを知る
  • 相手が何を正しいかと思っているかを知る
  • 相手が何を求めているかを知る

ただ気をつけていてもダメで、これらを雑談の中から聞き出さなければならない。そのためには質問力、傾聴力が必要になる。

ではどうやって質問力、傾聴力をつけるか。

一番簡単で手っ取り早いのは、相手に興味を持つ事である。

興味を持つ事で、相手に対してより深堀りしたくなる。結果、相手の話を聞く事になる。これが傾聴力になる。

話を聞いていくうちに質問も出てくるだろう。よく話を聞いた上での質問であれば、相手は自分に興味があると感じてもらえる。よりプライベートに近い質問でも答えてくれるだろう。

これを繰り返す事で質問力や傾聴力が磨かれていく。

これらの能力をベースにして3原則を探っていく。

自分にも正義があるように、当然相手にも正義がある。ポイントは否定しない事だ。否定してしまうと、ラポールどころか敵対関係になってしまう事もある。

これでは逆効果だ。

反論したくなるような意見が出て来ても、グッとこらえて「そういう考え方があるのか」と思うようにしよう。

そうする事で、ラポール形成に近づく。

深い雑談

ただし、人は本当に興味があるかどうかには敏感である。

当たり障りのない質問を繰り返したりすると、興味が無いという事がバレている可能性が高い。

これを防ぎ、更に相手を理解するための深い雑談には、「好奇心」、「知識」、「経験」の3つが必要である。

この人はどんな考え方なんだろう。どんな人生を送ってきたのだろう。こんな事を考えながら話しを聞いていくと、必然的に好奇心が出てくる。

これは恋愛と一緒だ。

意中の相手には興味が湧くし、勝手に目線で追ってるし、どんな価値観なのか、何が欲しいのかを知りたくなる。いわば興味と好奇心の塊だ。

生理的に無理とか、よほど無茶なアプローチをしたとかでなければ、相手は自分に興味を持ってもらえて嬉しい事の方が多いだろう。そうやってコミュニケーションを取っていく事で、結果として少しずつプライベートな話になっていく。

なので、最低限相手に興味を持つ事は必要だ。

何度も言うが、興味が無いのは一発でバレている。

無理やりにでも興味を持て。なければ探せ。

同じ人生を歩んでいる人は2人といない。

それぞれ違った経験をしてきている。そこに興味を湧かせるのだ。

【個人的補足】

自分を鏡で見てみよう

ラポールはチームで働くために重要な要素の一つだ。これがあるかないかで、パフォーマンスが全然違ってくる事もある。

一方でそもそもの話にはなってしまうが、自分自身の清潔感は問題ないだろうか?

毎朝鏡でチェックしているだろうか?

相手に不潔感を与えてしまうと、ラポール形成のスタートラインにすら立てずに終わることになる。

人間的にどんなにいいヤツだったとしても、肩にフケがあるような人と親密な話をしようとは思わないだろう。

清潔感はマストの条件なのだ。

鏡でチェックする癖が無い人は、明日から自分をチェックしてみよう。

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