頭に来てもアホとは戦うな!

【概要】

  • 著者:田村 耕太郎
  • 発売日:2014年7月
  • ページ数:224ページ

本の目次

第1章:アホと戦うのは人生の無駄
第2章:臆病者のための戦略的コミュニケーションのススメ
第3章:どんな強者でも味方にする“人たらし”の技術
第4章:権力と評価的密接な関係
第5章:他人の目を気にするな
最終章:アホとではなく自分と戦え!

【結論(1番の訴求ポイント)】

人生は有限なり

「アホ」

それは相手にする価値のない人間と本書では言っている。

あくまで自分にとってという意味なので、自分にとってはアホの対象でも、他人からみるとアホに該当しないかもしれない。

ただこれだけは言える。

アホにつかまって時間を取られる事ほど無駄な事は無い。

言いがかりに近いクレーマーなんかはその典型だろう。

言っている事が真っ当なクレームなら真摯に聞く必要もあるが、そうじゃない場合も多い。

この間あった例が、スーパーで買ったお菓子にクレームをつけていた人だ。

想像以上に甘かったのだろう。「なんでこんなに甘いんだ!?」と店員さんにクレームを入れていた。

百歩譲っても、クレーム先はお菓子メーカーだろうに。と思ったが。。。

しかも、このような人は2言目には責任者を出せと言う事が多い。

責任者が出たところで何も変わらないのだが、責任者という立場にある人を言いくるめる事で自分の自尊心を満たすのだろう。

対応する側からするといい迷惑だ。

このようなアホはどこにでも一定数いる。

どのように対処していけばいいのかを考えなければ、自分の時間が無駄に使われてしまうだろう。

【ポイント】

他人に関心がありすぎる日本人

日本人は(いや日本人に限らずかもしれないが)、他人の目を気にしすぎていると思う。

「世間の目」とか、「世間様に顔向けできない」とかいう言葉がある事自体がそれを物語っている。

自分が自分をどう思う(見ている)かよりも、他人が自分をどう見ているかの方が重要らしい。

これは過去(縄文/弥生時代以降)に日本人がグループで生きてきた事に由来する。

昔は人間は弱い生き物だった。単体ではどうしようもない。なのでグループを作る事で乗り切ってきた。つまりグループ維持が最優先項目だったのだ。

周りからはみ出るような事をすると、協調性が無いと見なされ、グループから追い出される事もあったらしい。

当然、他人の目を気にしなければいけない。周りと同じという、現代でいう同調圧力はここから来ている説もあるくらいだ。

この問題点は、グループ内での限られた交流なので価値観が偏ってしまう事だ。

自分達の価値観の中でしか判断できない。自分達の世界が相手も同じ世界を見ていると思っている。

だが当然ながら全員が同じ世界を見ている訳じゃない。10人いれば10通りの見え方があるのだ。

自分の価値観から外れる事があった時に、そういった考えもあると思えればいいのだが、なぜか自分を否定されたように感じアホ化してしまうのだ。

アホと戦うと余計なストレスが生まれる。

とは言ってもアホに対応しなきゃならない時もあるだろう。

アホに対応しているとどうしてもストレスが生まれる。

このストレスをどうすれば最小限にする事ができるのか?

それは次の2つがある。

  • アホを上手く利用する
  • 期待値をコントロールする

順に見ていこう。

アホと戦わずに上手く利用する

アホとストレスはつきものだ。誰しも、出来る事ならアホと関わりたくないのが本音だろう。

アホと戦わないという事は避けるだけじゃない。上手く利用する事も戦わない事になる。

どうせなら上手く動いてもらって、ストレスを最小限にしよう。

言っている事は分かった。じゃあ、何が必要なのか?

それは相手が何を求めているのかが分かるようになる事だ。相手の気持ちを見抜く力とも言いかえられるかもしれない。

これが出来るようになると、相手を上手く誘導する事がでるようになる。

相手の要望が分かれば、色んな言い回しで自分の要望と紐づける事ができるからだ。

「敵の敵は味方」という言葉もあるように、解釈の仕方次第で全然違った形になる事もある。

ただ言うのは簡単だが、実際にやってみるのは難しい。

まず、相手の微妙な変化を感じ取れる事が必要だ。

発する言葉のニュアンスなどから本当の意味を探る必要がある。

本音と建て前という言葉があるように、裏の意味が隠されている事が多い。

これは日頃から本当の意味は何だろう?と考えながらコミュニケーションしていく事で鍛えられる。

相手が何を考えているかなんて100%は分からない。

ただ近いところまではイメージする事ができる。

この能力は非常に強力なので、是非とも身に付けられそうな人はチャレンジしてもらいたい。

期待値をコントロールする

実はストレス軽減において、もっと簡単にできる方法がある。それは自分の期待値をコントロールする事だ。

ストレスは、期待値と結果に大きなギャップがあった時に生じる。

ちなみにクレームはこの期待値が裏切られた時に起きる。

このギャップの大きさとストレスの大きさは一般的に比例する事が多い。

例えば、日本人は時給1000円程度のバイトにまで一流ホテル並みの接客を要求する事も多い。

これはお客様は神様だという言葉が間違って解釈されてしまった結果なのだが、外国人にはその概念が無い事も多い。

しかし人手不足の現代においては、コンビニ店員は外国人がやっている事がほとんどだ。

彼ら彼女らにしてみれば対価分だけのサービスしかしない。(外国ではサービスを受けるにもお金が必要な事が多い。)

ここに期待値のギャップが生まれる。それがストレスになる。

逆に言うと期待値をコントロール出来れば、大半のストレスは低減できるとも言える。

特に人は仲が良くなればなるほど、無意識下で相手に期待をしてしまう。

育児における男女の役割分担など、その典型だろう。

父親なんだから、母親なんだから。

このような言葉の裏には、父親/母親としての期待値が隠れている。

面と向かって伝える事が出来れば良いが、そうじゃない場合もあるだろう。

相手に期待しすぎない。

これが自分のストレスを低くできる最も簡単な方法だ。

【まとめ】

自分の時間を生きよう

今、あなたが他人からどう見られているなんて、自分の人生の最後から逆算すればどうでもいい途中経過だ。

時間は有限だ。

人生は長いようで短い。いつか終わりがくる。

アホに付き合っている時間は無い。

自分の時間を生きよう。

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