もくじ
【概要】
- 著者:堀江 貴文
- 発売日:2013年11月
- ページ数:240ページ
本の目次
第0章 それでも僕は働きたい第1章 働きなさい、と母は言った―仕事との出会い
第2章 仕事を選び、自分を選ぶ―迷い、そして選択
第3章 カネのために働くのか?―「もらう」から「稼ぐ」へ
第4章 自立の先にあるつながり―孤独と向き合う強さ
第5章 僕が働くほんとうの理由―未来には希望しかない
【結論(1番の訴求ポイント)】
全ては足し算から始まる
手っ取り早く成功したい。どうすればいいか?
若くして成功したいと思うのは誰しも願うところだろう。
自分も例外ではない。(もう若いと言われるような年齢ではないが)
どこかで読んだ本に次のような事が書いてあった。
「確かにお金で買えないものもある。だが、お金があれば99%の問題は解決できる。」
生きていくためにはお金が必要だ。
もちろんお金は無いよりはあった方がいい。生きていく上で金銭的な縛りがあるのと無いのでは全然違う。好きな物も自由に買えるだろう。
特に若い内は物欲も高い。でもお金は無い。でも欲しい。SNSを開けば自分と同年代の人が成功しているのが簡単に見る事ができる。
羨ましい。自分もそこに行きたい。でも今からスタートしても時間がかかるだろう。なので手っ取り早く成功できる方法を見つけようとする。
分からなくもない考え方だが、ここに落とし穴がある。
多くの人は、それに気が付いていない。
本書は、そこをホリエモン節で分かりやすいように説明してある。
ポイントは3つ。
- イチを作れ
- 信用が大切
- ハマれ
順に書いていく。
【ポイント】
ゼロになにを掛けてもゼロである
世の中には成功法則と言われるノウハウがこれでもかというくらい溢れかえっている。
フリーランスで1億稼ぐ方法、株式投資で5年で50万を50億にする方法、最速で企業して最速でバイアウトする方法、等々。
調べてみる多くのものがヒットするだろう。
実際にスタートアップを大企業に売却したケーススタディなどもあり参考になるのもあるが、ノウハウ自体の内容はピンキリで最終的に情報商材に誘導するようなものもあったりする。
ただ、それだけ成功したい人が多いという事実の裏返しなのかもしれない。
ここで注目すべき点は、成功は結果という点だ。
どんなものにも過程(プロセス)がある。実はその過程では死ぬほどの努力をしているケースも少なくない。
「いや、誰もそんな事言ってなかったよ?」
これはその人が努力と認識していないだけで、第3者から見れば死ぬほどの努力に見える場合が多い。単に自分が努力と感じていないだけなのだ。(本書でも同様の事が書いてある)
そして多くの成功者はここを見せない。必死に努力しているが故に、簡単には言葉に出来ないからだ。
そこまで分かっている人は少数派で、文面だけ見ている人が大多数だろう。
だから誤解が生まれる。簡単に成功できると思ってしまう人が出てくる。
成功とは掛け算の結果だ。自分1人じゃ出来ない事を、仲間と一緒にやっていく事で掛け算が成立する。
でも掛け算はベースとなるものがあって初めて成立する。
5×100だと500になるが、0×100はゼロだ。
まずは自分にイチとなるものが必要なのだ。
ここは非常に重要な点である。
イチを作る方法
じゃあ、どうやってイチを作るのか。それは次の一言に集約される。
「何でもやってみる」
本書ではこれをノリの良さと言っている。
人はどんな長所を持っているのかは分からない。実際に本気で試したから自分に向いているかどうかが分かる。
だが失敗するのは恐い。だから一歩を踏み出せない。
でもよく考えてみよう。そもそも初めての事をやるのには失敗がつきものだ。
最初から歩ける人なんていない。
ハイハイから始まり、何度も失敗して歩けるようになる。
自転車も最初から乗れる人なんて、ほとんどいない。補助輪を外して、何度も転んで重心のコツをつかみ乗れるようになる。
このように人は子供の時は何でもチャレンジしてきた。
でもいつからか、やる前から何かしら出来ない理由を探してしまうようになる。
これではイチが作り出せない。
「ポチる勇気」
あるスタートアップの社長がユーチューブで言っていた言葉だが、この言葉がしっくりくる。
自分が興味を持ったものをポチってみよう。大丈夫、失敗してもちょっとの時間と多くても数万円が無くなるだけだ。
それは決して無駄なものではなく、長期的に見れば経験というものになってくるのだ。
経験とは受動的に過ごした時間ではなく、自ら足を踏み出した歩数によりカウントされるのだ。
ある天才発明家が言っていた。
- 失敗したのではない。上手くいかない方法を見つけただけだ。
- 成功の反対は失敗ではなく、挑戦しない事だ。
まさにこの通りだと思う。
お金よりも大切なもの、それは信用
お金とは何か?本書では、次のように言っている。
「お金とは信用を数値化したものである。」
これは本当にその通りだと思う。
100ドル紙幣があったとする。原価なんて1ドル未満だろう。だがこれが100ドル分の物や体験と交換できる。
これはアメリカが発行する100ドルには、それだけの信用があるからだ。
ちなみに、各国におけるこの信用の差を表したものが為替だ。国家も時と場合によっては信用度が変わるが、それを相対的に表したものだ。
人も一緒だ。信用が高い人が多くのお金を得る事ができる。
銀行も元金が保証されるという信用があるからこそ、お金を預ける人がいる。
お金を預けても簡単には引き出せない、なんなら減ってるかもしれない銀行に預けようと思う人はいないだろう。
世の中は信用が重要なのだ。
ではどうやって信用を高めるのか?
それは、小さなイチを積み重ねる事だ。イチという成功体験が、次の経験を引き寄せる。これに逃げずに向かう事で、また成功体験が得られる。
ここは泥臭くても頑張るしかない。
本書の中では、「他人から努力していると思われるまで頑張ってみよう」と書いてある。
努力と書くと何やら大変なことのように思われる人もいるかもしれない。
ならば言い方を変えてみよう。
ハマってみるのだ。
徹夜でゲームした経験がある人もいるだろう。その時に必死で攻略法を調べたりしなかっただろうか?
あれも傍から見れば立派な努力に見えるが、当の本人はそんな気は全くないだろう。
ハマりさえすれば努力が努力じゃなくなるのだ。
【まとめ】
自分の時間を生きているか?
何事も能動的にやれば経験になる。それは仕事も一緒だ。
能動的にやれば成功体験を感じる事ができる。
成功体験があると、次もやってみようという気持ちになる。そうすると経験や信用が増えて小さなイチを多く作れる。
このイチを積み重ねて掛け算の土台にする。
最後に掛け算でショートカットする。
本書を簡単にまとめるとこんな感じだろう。
一方で同じ仕事をしてても、受動的だと経験にならない。
他人の時間を生きているのだ。
受動的になると一気に老ける。
悩んでいても何も変わらない。
ハマるのは何歳からでも遅いという事はない。
さぁ、少しの勇気を出してポチってみよう。