もくじ
【概要】
- 著者:小暮 太一
- 発売日:2017年5月
- ページ数:294ページ
本の目次
序章 今日をがんばった者にのみ、明日が来る第1章 勝ったらいいなではなく、勝たなきゃいけない
第2章 カイジが生きる、残酷な社会のルール
第3章 強者に学ぶ、勝つべくして勝つ思考力
第4章 一流だけに見えている、圧倒的勝利への道
終章 「成功」と「幸福」を同時に手に入れる
【結論(1番の訴求ポイント)】
結局、結果なんだよ
あなたは大のサッカーファンだとする。ようやく手に入れた代表戦のプラチナチケット。対戦相手は長年のライバル国だ。数か月前からワクワクドキドキが止まらない。
いざ、試合当日。
興奮しながら見ていると、やたらミスが目立つ。大チャンスで何度もシュートミス、凡ミスからの大量失点・・・
結果として大敗してしまった。
まぁこれは結果なので仕方がないと思おうとしたところ、試合後のインタビューで選手はこう言った。
「練習では100%上手くいってたんです」
あなたは納得するだろうか?
「そっか、なら仕方が無いね。」と言えるだろうか?
「知らねえよ!」
となるだろう。プロなら決めてくれよ!と思うだろう。
これは勝つ、もしくは点数を入れる、完封すると言った期待がある。そしてこの期待に対してお客さんはチケットを購入してくれるのだ。
このように仕事とは常に結果が求められるものなのである。
なにも、これはプロスポーツ選手に限った事ではない。
【ポイント】
勝つにはルールを知る事から
世の中にはルールがある。ルールがあるからこそ、一定の秩序が保たれている。
法律などはその代表だが、もっと大きな枠組みで言うと資本主義にもルールがある。
勝つべくして勝つにはルールを知らないと話にならない。だが世の中では、ルールを知らないで働いている人が多い。
鬼ごっこのルールを知らないで勝つ事が出来るだろうか?じゃんけんのルールを知らないで勝つ事が出来るだろうか?
答えは否である。
じゃんけんや鬼ごっこのルールは比較的単純なので、やっている内に覚える事も出来るだろう。しかし仕事(資本主義)では違う。多くのルールがあるのだが、詳しく知らなくても何とかなってしまう面がある。なので自ら知ろうとしないと、知らないままになってしまう。
まずはルールを知る事が重要だ。そして勝つべくして勝つには、次の3つが必要だと本書では記載してある。
その3つとは、
- ルールを知る
- 正しい知識で戦う
- 戦う範囲を決める
になる。
これは孫氏の兵法にも同様の事が書いてある。
ルールを知らなければ、どう戦えばいいのかが分からない。正しい知識が無いと、間違った戦い方をしてしまい結果が伴わない。戦う範囲をミスると、大敗もしくは楽勝するが結果も小さいものになったりする。
このように3つの条件が適切に揃った場合に、自分が望む結果が得られるようになる。
主観と客観の違い
人は不思議なもので、自分自身の事は主観的に見るが、他人に対しては客観的になる。
会社という点から見ると、企業(他人)には結果を求めるくせに、自分の結果が伴っていない場合でもプロセスを評価してくれと言う。
これは会社で評価する側をやっていると毎年経験する。やっている事と言っている事が矛盾しているのだが、本人は気が付いていない。
そもそも考えてみて欲しい。
なぜ自分がその給与なのか。
それは資本主義というルールで自分の値段が決められた結果なのだ。
世界にはまだまだ満足に教育が行き届いていない地域もある。
そんな地域にある1人の数学の天才がいた。その天才は、何十年も数学の事だけを考えていた。そしてある日とてつもない発見をしたと言ってきた。ものすごく興奮しているので、フェルマーの最終定理でも解いたのかと期待して聞いてみると、実は三平方の定理だった。
本人からすると、ゼロから三平方の定理を発見するのは大きな労力と時間が必要だっただろう。そして結果を出してみせた。当然そこに対して評価を希望する。
あなたは評価するだろうか?もちろんそのプロセスは認めるとしても、、、だ。
これは例え話だが、実際の会社ではよく起きている事でもある。
消費者として企業に結果を求めているくせに、労働者としてプロセス評価を求めるのは虫が良すぎると言えないだろうか。
人は他人を評価する時
人が他人を評価する時に3つのポイントがあると言われている。
- 意図が感じられる
- 正しいプロセスを踏んでいる
- 結果が伴っている
ラッキーパンチでは評価されないという事だ。
競馬でいうと実は1回当てるだけならそれほど難しくはない。極端に言えば全頭の単勝を買えば必ず当たる。でもそれでは儲けられない。
儲けるといった結果が伴って初めて評価される。
たまたま当たった特大馬券で儲かる事もあるだろう。だが定期的に的中させられるかどうかは別問題だ。ラッキーパンチでは再現性が無いので、いつかは資金が枯渇してしまう。
自身のロジックに沿って当て続ける事が最も高難易度であり、これが出来て初めて他人から評価される。
【まとめ】
結果を意識する事
人は結果が伴わない時に、どうしてもプロセスに頼りたくなる。
「結果は出ませんでしたが、頑張りはしました」
今もどこかの会社で、このような会話がされているだろう。だが会社も利益を上げるためにあなたを雇用しているのだ。
利益に繋がらないのであれば、やっていないのと同じだ。
この目線があるかどうかで、全然違ってくる。出世にも関わってくる。とりあえず1年だけでも結果に拘ってみよう。
違った世界が見えてくるかもしれないから。