救急12

【臨床症状】80代 胸部不快感 呼吸苦 弁膜症の既往あり

【問題】画像所見と診断名は?

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    • 心拡大(軽度)を認める
    • 多量の心嚢水あり
    • 心外膜を含む心膜に石灰化なし
    • 上記より心タンポナーデ疑い
    • 他、冠動脈石灰化、肝嚢胞あり

    【心タンポナーデ】

    ・心タンポナーデは心膜腔内への漏出液や滲出液、血液などの異常貯留物により、心嚢内圧が上昇し心臓が圧迫され拡張できなくなり心拍出量の低下を来した状態

    ・血性や滲出性は、漏出性と比較してCT値が高い傾向がある

    ・急速に心タンポナーデを来す原因として、心破裂、大動脈解離、外傷などがある

    ・亜急性~慢性の場合は、感染や心膜炎、悪性腫瘍、尿毒症、膠原病、甲状腺機能低下などがある

    ・臨床症状は、呼吸困難や外頚静脈怒張などで、進行するとショック状態にもなる

    ・静脈圧上昇、動脈圧低下、心音の減弱はBeckの3徴と呼ばれている

    ・治療法は心膜液ドレナージ

    ・再発を繰り返す場合は、外科的な治療の対象になる事もある

    ・心タンポナーデの所見を見たら、原因を特定する事が重要

    参考書籍:これだけは知っておきたい心臓・血管疾患の画像診断

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