救急疾患の画像所見

: 肺血栓塞栓症（pulmonary thromboembolism：PE）

肺動脈塞栓症やけど、これは別名の方が有名かもしれん。エコノミークラス症候群って聞いた事あるやろ？それがこれやねん。
ずっと同じ体勢が原因で、下肢に血栓が出来て、それが運動する事なんかで肺動脈を塞栓してまうねん。
画像上でも特徴的な所見があんねんで。今日はそんな肺動脈塞栓症についてレクチャーしてくで！

: 上腸間膜動脈閉塞症（superior mesenteric artery occlusion：SMA occlusion）

救急やってへんとあまり目にする機会はあらへんかもしれん。今日は上腸間膜動脈閉塞症についてや。SMAは体内で広範囲を栄養してて、ここが閉塞すると腸を中心に虚血状態になんねん。死亡率も中々高いんやで。
今日はそんなSMA閉塞症についてレクチャーしてくで！

: 大動脈解離（aortic dissection）

大動脈解離は一度破裂すると生命予後に直結する疾患や。
場所が場所だけに、出血量がハンパやないねん。これは事前に画像診断なんかで見つけて対処しておくのが必須なんやけど、中々自覚症状があらへん事もあって早期発見は難しいねんな。ただ検査する側で知っておくべき事はあるから、今日は大動脈解離についてレクチャーしてくで！

: 椎骨動脈解離（vertebral artery dissection）

動脈解離は大血管だけやなくて、脳血管にも起きるんや。内頚動脈系と椎骨、脳低動脈系の2つに大別されんねんけど、なぜかアジア人は椎骨系の方が多いというデータがあんねん。
これは放置すると後々、脳出血なんかに繋がるから対応しとかんとアカンねんけど、主な診断方法は画像検査やねん。
せやから所見を知っておくのは重要や。
今日は椎骨動脈解離についてレクチャーしてくで！

: 骨盤内感染症（pelvic inflammatory disease：PID）

今日は骨盤内感染症や。頭文字をとってPIDと呼ぶ事も多いで。
PIDは若年女性の急性腹症の中やと頻度が高い部類に入んねん。STI（性感染症）が原因になる事も関係してるかもしれん。
これを放置すると、Fitz-Hugh-Curtis症候群にまでなる可能性もあんねん。
今日はそんな骨盤内感染症についてレクチャーしてくで！

: 子宮筋腫赤色変性（uterine leiomyoma with red degeneration）

妊娠中における急性腹症のひとつに子宮筋腫赤色変性があんねん。これは子宮筋腫が静脈梗塞を起こして出血性梗塞を起こした状態やけど、放置しておくと流産の原因にもなったりすんねん。
とはいっても保存療法がメインにはなるんやけど、MRI画像で特徴的な所見があるから、それは知っておいた方がええで。
てな訳で、今日は子宮筋腫赤色変性についてレクチャーしてくで！

: 卵巣出血（hemorrhagic ovarian cysts）

卵巣出血は生殖年齢全体の中で約10％程度で発症すると言われてんねん。10％ってのはかなり高い確率やで。ほとんどが少量の出血で保存的治療になるんやけども、稀に大量出血してショック状態にまでなるケースもあんねん。
検査する側としては、画像所見は知っておいた方がええで。
今日はそんな卵巣出血についてレクチャーしてくで！

: 子宮筋腫茎捻転（torsion of uterine myoma）

子宮筋腫茎捻転は比較的、稀な疾患ではあるんや。ただ婦人科領域の急性腹症の中では、たまに見かけるで。これも捻転してる関係で早急に治療をせんと状態が悪くなる事があんねん。せやから見かけたら早めに教えて欲しいヤツやな。
今日はそんな子宮筋腫茎捻転についてレクチャーしてくで！

: 卵巣茎捻転（torsion of the normal ovary, ovarian tumor）

女性の急性腹症の中で多い卵巣茎捻転。救急の現場やとしばしば見られる所見や。これは捻転によって虚血状態になってもうてる状態やから、早めの対応が必要やねん。特に茎捻転については画像所見を知っておくとエエ事が多いで。
今日はそんな卵巣茎捻転についてレクチャーしてくで！

: フルニエ壊疽（Fournier’s gangrene）

フルニエ壊疽って病名は知ってても、実際の症例を見た人は少ないかもしれん。10万人中3人程度と、稀な疾患ではあるんやけども、進行が早く致死率が高いのも特徴や。
早急に治療をせなアカンのやけど、その範囲特定でCTが撮影される事があんねん。
せやから画像所見を知っておくのは重要や。
今日はそんなフルニエ壊疽についてレクチャーしてくで！

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孤独な爺さん

放射線技師歴が約20年で技師長歴が10年ほど。
だいたい20人くらいの技師グループ。
これからの技師には読影能力も必要だと考えてるので、読影のポイントと、後はコ・メディカルの管理職としての経験を書いてます。

【主にやってきたこと】
・2つの新規事業立ち上げ（どちらも黒字化）
・チーム内残業80％減
・若手の認定資格取得率が向上
・新人退職率80％→10％以下
・有給をいつでも取得可能に
・産休後のママさん復帰率100％

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