脳血管の破格と支配領域

あかんで!そんな事やからいつまでたっても終わらへんねん!

づ、づみません・・・面倒ぐさぐて・・・

アホか!泣くくらいなら先にやっとけや!

ってか、たとえ面倒やってもここは適当に誤魔化さんかい!バカ正直に言うヤツがどこにおんねん!でも嫌いやないで!

ええか?もう1度言うで!嫌いやないんやで!

クソが、もうええわ。そんな気分やなくなったわ!さっさと今日のレクチャー始めるで!

脳血管の破格とは

脳血管の破格とは

今日は脳血管についてやで!

画像所見というよりは、その前の予備知識的な感じのレクチャーになるかもしれん!

まずは脳血管の破格や。破格って分かるか?正常変異とでも言えばイメージつきやすいかな。

正常変異にはいくつか種類があって、代表的なもので1つめが前大脳動脈、2つめが中大脳動脈、3つめが椎骨動脈系、4つめがwillis動脈輪などや。順に説明していくで。

前大脳動脈(ACA)

まずは前大脳動脈からや。結構頻度と種類が多いで。

主なものから言うと、前大脳動脈窓形成、重複全交通動脈、部分的重複前交通動脈、前交通動脈窓形成、奇前大脳動脈、両側半球前大脳動脈、三分岐前大脳動脈や。

言葉やなくて画で見た方が早いやろと思って作っといたで。こんな感じや。

脳血管破格2

中大脳動脈(MCA)

次に中大脳動脈系やな。

主な種類としては6つあって重複中大脳動脈、早期二分中大脳動脈、近位起始副中大脳動脈、延期起始副中大脳動脈、中大脳動脈窓形成や。これも画にしといたで。

脳血管破格

基本的にこれらは報告書に書く事はあらへん。キリがないからな。人によっては重複してある人もおるし。ただ窓形成なんかは画像を見慣れてない人からすると動脈瘤や解離に見えたりする事もあるから、そん時は記載したりする事もあるな。

後方循環系(PCA/VA)

次は後方循環系やな。椎骨動脈や脳底動脈の破格もいくつかあんねん。

多いのは脳底動脈の窓形成やPICA endなんかやな。後はVAが低形成なのか狭窄なのかはMRAだけじゃ判断出来ん事も多いから、B-PASSを撮影するとええ事が多いで。これも簡単に1枚の画にしといたわ。

脳血管名称2

Willis動脈輪

後はWillis動脈輪付近やな。

これらも下の画のように低形成の時が多々あるから狭窄と勘違いせんようにな。主な低形成の部位はA-com、ACAのA1部、PCA、PCAのP1部などや。下画の黄色い矢印のトコやで。

脳血管名称

脳血管の支配領域

支配領域のマップ

次に脳血管の支配領域についてや。

これは脳梗塞や脳出血を診断する時に重要になってくるから、ざっくりの支配領域のマップを作っておいたわ。

本当はもうちょっと細かいんやけど、最低限これくらいは知っておいて欲しいということだけ記載しておいたで。

追加で脳機能の部位も作っておいたわ。これらで脳出血源とそれに伴う症状の目安にしてもらえればと思うで。

脳血管支配領域
脳機能領域

脳血管の略語

他には脳血管の略語についても最低限覚えておくべき項目の図を作っておいたで。これを頭の中に叩き込んでおき。

脳血管の部位名称

脳血管が関係する疾患は次のようなものがあるで。

まとめ

さて、今日は症例というよりはその前段階のレクチャーやったな。ポイントは3つや。

脳血管の解剖

脳血管の破格(正常変異)

脳血管の栄養支配領域

特に脳出血や脳梗塞などの脳血管障害を読影する時はこれらの知識が予備知識として必ず必要やで。これらが頭に入ってへんと、お話にならへんからな。

ふゅー、てか久しぶりに血圧上がったわー。脳血管ブチ切れるかと思うたね。

何があったの?

ん?ドラクエⅤのレベル上げや。主人公が子供の時にゲマをどうしても倒したいねん。

しょーもな。

しょーもなとはなんやねん。ドラクエⅤをやった事があるヤツなら誰でも1度は挑戦する事やろがい。

やっぱ男のロマンは分からんかー。

だがそれもええ、いろんな価値観があってええんやで。

てな訳で、ほな、精進しいやー!