common disease89

【臨床症状】50代 女性 検診精査

【問題】画像所見と診断名は?

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    • 左肺上葉に約1cm程度のpure GGNを認める
    • HR-CTでは、pure GGNではなくsolid noduleのように見える
    • スピキュラを有する事がら肺癌が強く疑われる
    • 胸水や優位なリンパ節腫大は認めない
    • 診断確定のために他院紹介となり、BFにてLKと診断された

    【肺腺癌】

    ・肺癌の組織分類には次のようなものがある

    • 腺癌
    • 扁平上皮癌
    • 神経内分泌腫瘍
    • 大細胞癌
    • 腺扁平上皮癌
    • 肉腫様癌
    • 分類不能癌
    • 唾液腺型腫瘍
    • 乳頭腫
    • 腺腫

    ・そして肺腺癌には次のようなステージがあり、下記にいくほど進行している

    1. 前浸潤性病変 ⇒ AAH(異型腺腫様過形成)、AIS(上皮内腺癌)※粘液性、非粘液性がある
    2. 微小浸潤性腺癌(MIA)
    3. 浸潤性腺癌(IA)

    ・AAHは細胞腫瘍が肺胞壁や呼吸細気管支を低密度で置換性に増殖している状態で、画像上は5mm以下のpure GGNである事が多い

    ・AISはAAHより高い細胞密度で増殖している状態で、画像上は非粘液性では2cm以下(稀に3cm以上)のpure GGN、粘液性の場合はsolid noduleの場合もある

    ・MIAは病巣内にわずかな浸潤を認める状態で、浸潤巣が5mm以下のpart solid noduleである事が多い

    ・IAでは置換型、腺房型、乳頭型、微小乳頭型、充実型、特殊型に分類され、比較的大きなpart solid noduleや充実性結節として認める事が多く、気管支透亮像や胸膜陥入像を伴う事もある

    ・初期は無症状である事が多く、進行するに従って咳嗽や血痰などの症状が出てくる

    ・AAHやAISでは肺炎との鑑別が困難な事があるが、前者は短期間での経過観察では大きな変化がない事が特徴

    参考書籍:困ったときの胸部の画像診断

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