整形5

【臨床症状】70代 1か月前からの腰痛

【問題】画像所見と診断名は?

50032213_2021_08_30_MR_Image001
 

    ▶答えはこちら
    • Th9-10にかけてT1WIで低信号、脂肪抑制画像で椎体(椎体終板近傍、椎弓根含む)の高信号を認める
    • また椎間板にも液体貯留(椎間板炎)を認め、上記と合わせて化膿性脊椎炎が疑われる
    • Th-11-12にも同様の(やや軽微ではあるが)所見を認める
    • 他、膨隆した椎間板を腰椎を中心に認め脊柱管狭窄症が疑われる
    • むしろ腰痛の首座はこちらの可能性がある

    化膿性脊椎炎

    ・感染性脊椎炎には化膿性脊椎炎と結核性脊椎炎(脊椎カリエス)がある

    ・化膿性脊椎炎は腰椎に多く、結核性脊椎炎は下部胸椎に多い

    ・化膿性脊椎炎は、黄色ブドウ球菌が多いが弱毒菌も増えてきている

    ・感染経路は血行性がほとんどで、椎体(軟骨)終板付近から椎体や椎間板に波及し、肉芽腫病変や膿瘍を形成していく

    (まず血流の豊富な軟骨終板直下に感染するためと考えられている)

    ・病変は椎間板を挟んで2椎体に及ぶ事が殆どで、3椎体以上は稀(結核性は3椎体以上に及ぶ事もある)

    参考書籍:ジェネラリストを目指す人のための画像診断パワフルガイド 第2版

    PickUp

    1

    もくじ1 日本とアメリカの放射線科医数2 日本と世界の検査機器保持数3 読影医不足問題4 放射線技師 ...

    2

    もくじ1 基本的な読影の流れ2 頭部読影の流れ3 胸部読影の流れ4 腹部読影の流れ5 自分なりの読影 ...

    3

    精神と時と読影の部屋 ここに迷い込んだからには、読影が出来るようになってから帰ってもらうで! まずは ...