関節 解剖3

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【問題】 次の画像で番号が振ってある部位の解剖名を答えよ

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    1. 橈側側副靭帯(Radial collateral ligament)
    2. 長母指外転筋腱(Abductor pollicis longus tendon)
    3. 関節円盤/三角繊維軟骨(disk proper/ triangular fibrocartilage)
    4. 三角靭帯(Triangular ligament)
    5. 尺側側副靭帯(ulnar collateral ligament)
    6. メニスカス類似体(meniscus homologue)
    7. 背側橈尺靭帯(dorsal radioulnar ligament)
    8. 掌側橈尺靭帯(volar radioulnar ligament)

    【解説】

    • TFCC (triangular fibrocartilage complex:三角繊維軟骨複合体)は、三角繊維軟骨、(背側/掌側)橈尺関節靭帯(これら2つを合わせてTFCと呼ぶこともある)、尺側側副靭帯(メニスカス類似体)、尺骨手根伸筋腱の一部から構成される
    • まずは、ざっくりと関節円盤(三角繊維軟骨)と尺骨手根靭帯の損傷が分かれば良い(と思われる)
    • TFCC損傷にはPalmer分類があるが、覚えるのは余裕があればで良い
    • ちなみに外傷性をClass1、変性をClass2としている
    • Class1では1Aを中央部の断裂、1Bを尺骨付着部の剥離、1Cが遠位側付着部の剥離、1Dが橈骨付着部の剥離としている
    • Class2では2Aが関節円盤の摩耗、2Bが2A+月状骨や尺骨の軟骨軟化巣を伴うもの、2Cが関節円盤の穿孔+月状骨や尺骨の軟骨軟化巣を伴うもの、2Dが2C+月状三角骨靭帯穿孔を伴うもの、2Eが2D+尺骨手関節症を伴うもの
    • 長母指外転筋腱や短拇指伸筋腱の炎症は、別名ド・ケルバン(de Quervan)腱鞘炎とも言う

    【ワンポイントアドバイス】

    • TFCC損傷は転倒などの外傷の他に、野球やゴルフなどの手首を捻る動作を行うスポーツに多い!