もくじ
【概要】
- 著者:ジム・クウィック 三輪 美矢子 訳
- 発売日:2021年1月29日
- ページ数:400ページ
本の目次
はじめにPART1 リミットレスへの冒険
第1章 僕がリミットレスになるまでの物語
第2章 リミットレスに立ち塞がる現代版「悪の四騎士」
第3章 脳はアップグレードできる
第4章 本書から最大限のメリットを得る方法
PART2 リミットレス・マインドセット
第5章 固定観念の呪縛
第6章 学習に関する7つの嘘
PART3 リミットレス・モティベーション
第7章 心に火をつける「目的」を見つける
第8章 脳の燃料補給とメンテナンスを行う10の方法
第9章 小さな習慣が人生を変える
第10章 「フロー」に入り極限のパフォーマンスを発揮する
PART4 リミットレス・メソッド
第11章 集中力を高める技法
第12章 学習効果を最大化する7つの習慣
第13章 短時間で大量にインプットして忘れない記憶の技法
第14章 誰でも読書スピードを速くできる速読の技法
第15章 指数関数的な進化をもたらす思考の技法
【結論(1番の訴求ポイント)】
学びにも効率性が重要
現代は、時代の移り変わりのスピードが速く、特にビジネスパーソンは常に学習をしていく必要がある。
ただ年齢を重ねる事で、新しい事を覚えるのも億劫になってくるのも事実だ。しかしそんな事を言っていると、あっという間に時代に取り残されてしまう。
つい先日、ある飲食チェーン店で目の前にタッチパネルがあるにも関わらず、声で店員を呼んで注文している高齢男性がいた。
しかもその注文が「普通のラーメン」である。
普通は人によって違う。醤油ラーメンが普通の人もいるし、味噌ラーメンが普通の人もいる。
こういった認識の違いや、効率化をするためのタッチパネルなのだが、その斜め上をいく対応だった。ちなみに対応した店員さんは外国の方で、まだ日本語が得意ではないらしく、会話のキャッチボールができていないようだった。
この高齢男性は、今後さらにシステム化されていく時代をどうやって生きていくのだろうと思った次第である。
この例は極端なケースだが、新しい技術は常に学んでいかなければならない。しかも新しい技術は次から次へと生まれてくる。
そのため学習のスピードや効率性を上げる必要がある。
本書は効率的に学習する方法を超加速学習と呼んでいる。
その超加速学習に必要なものは次の3つだ。
マインドセット、モチベーション、メソッド。
順にまとめていこう。
【ポイント】
マインドセット
学習する目的は、自分の中の固定概念(マインドセット)をアップデートするためである。
それが小学生なら足し算や引き算になるし、大人であれば誰かの成功体験かもしれない。
人は知らず知らずのうちに固定概念を持つ。そしてこの固定概念を通して世界を見る。この固定概念は十人十色であるから、10人いれば10通りの世界がある。
ただこれは意識しないと分からない。
分からないから自分の見ている景色が、他人も同じものを見ていると思ってしまう。
これを更新するために学習するのだ。言わば、他人の考えをインストールしてみると言った方がいいかもしれない。
そうする事で、誰かの基準を加味した新しい自分の固定概念が出来る。
ただ学習してもすぐ忘れてしまうようでは、あまり意味がない。
なので学習するには、次の事をイメージすると良い。より定着率が上がるそうだ。
これはどう使えるのか、これはなぜ使わなければならないのか、これはいつ使えるのか。
メソッドなど方法が記載されていたら、自分の組織でどう使えるか、いつ使えるのかを実際にイメージしてみるといい。自分事にする事でより定着させるのだ。
人は他人事ならすぐに忘れてしまう。一方で自分事なら忘れにくい。
方法や知識を学ぶ事は重要だが、それが目的になってはいけない。
学んだ上で、自分の固定概念をアップデートする事が必要なのである。
モチベーション
人が行動するにはモチベーションが重要な要素の一つであるのは間違いないが、次の事を覚えておくと良い。
「人は何をではなく、なぜに動かされる」
このなぜが分かっていないと、当然ながら他人を動かす事はできない。
理由が必要なのだ。
あの人に振り向いてもらいたいから自分を磨く、美味しいものが食べたいから外食に行く、ストレス発散したいからカラオケに行く、、、
こういった理由が無い限り長続きはしない。なぜなら、途中でやっている意味が見いだせなくなるからだ。
意味のない事を続けるほど、むなしい事はない。
また、モチベーションを維持するには強力な動機(なぜ)も必要だが、他に成長や結果が実感できる事も重要である。
そのためには小さなステップを踏むように計画すると良い。そうすれば達成感を感じられ、再度チャレンジしようと思えるようになる。
脳科学的には、達成感を感じる事でドーパミンが放出されモチベーションが高まってくる。
理由と達成感、これがモチベーションを上げ維持するポイントである。
メソッド
メソッドとは、方法の事である。
学習するには記憶しなければならない、記憶する事で知識となる。そして、知識は能力のベースでもある。
ではどうやって記憶能力を上げるか。
それはイメージ化する事が有効らしい。
単発で覚えるよりも、イメージに紐づけ、分かりやすく言うと物語化する事で、より記憶に定着するようになる。これは脳を使っている部分が多い事にも関係している。
元素表を覚える時に、1つ目がH(水素)、2つ目がHe(ヘリウム)と覚えていくと、文字を記憶しているだけだが、「水兵りーべぼくの船」と語呂合わせする事でイメージ能力も合わせて記憶している。
この際、意味はある程度不明でもよく、とにかくイメージできる事が重要なのだ。
水兵りーべぼくの船、言ってみるとリーベさんという水兵が自分の船で海に出ているのがイメージできないだろうか?(あるいは、それに近いイメージが湧かないだろうか?)
このイメージできるかどうかが大きなキーポイントである。
しかも一回覚えるとイメージも相まって、ある程度の期間は覚えている事が多い。記憶が残っているうちに復習すると、より定着率が高まる。
このように文字情報に加えて、イメージも組み合わせるとより記憶に定着するのだ。
これを応用すると、新しい知識は既存の知識と関連付けする事で覚えやすくなると言えるだろう。
つまり横展開していくのだ。何事もすでに覚えている知識に関連付けて覚えていく。
そうする事で、単発で覚えるよりも定着率が上がる。
【まとめ】
効率よく学習するには
まとめると、超学習するには、
- 学ぶ理由を明確にする
- 達成感を小まめに感じられるようにする
- イメージ化(物語化)して記憶する
これらがポイントになるだろう。
今後、何かを学習する時に、これを自分が使う場合、どう使うだろうか、使う事でどんな変化が起きるだうか、こんな事を考えながら学習してみてはどうだろうか?
さらに行動した結果が即時に分かるようにしておき、達成感を感じられると申し分ないだろう。