整形21

【臨床症状】10代 空手の試合中に負傷

【問題】画像所見と診断名は?

50001313_2017_09_21_MR_Image001
 

※ T2*、プロトン強調、脂肪抑制画像の順に表示

➡ 冠状断/横断像
50001313_2017_09_21_MR_Image064
 

※ T2*の冠状断、脂肪抑制の横断像の順に表示

    ▶答えはこちら
    • 膝蓋骨内側、大腿骨外側顆に浮腫性変化を認め、骨挫傷が疑われる
    • 膝蓋骨から軟骨片が剥離し、関節水腫(中等量)の中に確認できる
    • またMPFL(内側膝蓋大腿靭帯)の損傷も認め、これらより膝蓋骨の外側脱臼が起こった事が推察される
    • 他、MCL(内側側副靭帯)の周囲脂肪織に浮腫性変化を認め、損傷が疑われる
    • 上記より、右膝蓋骨脱臼後、骨挫傷、関節軟骨剥離、MPFL・MCL損傷、関節水腫と診断された
    ※ プロトン強調の冠状断は非提示

    【膝蓋骨外側脱臼】

    ・膝蓋骨脱臼のほとんどは外側脱臼

    ・外傷性の他には、大腿四頭筋の収縮によるものがほとんど

    ・一過性で自然整復する事が多いが、再発も多い

    ・脱臼による膝蓋骨の支持組織の損傷や、もともと大腿骨滑車の形成不全などが関与していると言われている

    ・膝蓋骨内側と大腿骨外顆の骨挫傷は特徴的なパターンとされている

    ・内側膝蓋支帯やMPFLの断裂、膝蓋骨内側の剥離骨折などを合併する事が多い

    ・基本的に保存療法だが、反復性脱臼になる可能性が高い場合は外科的治療になる事もある

    骨軟部疾患の画像診断 第2版 より

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