common disease50

【臨床症状】70代 男性 もの忘れ精査

【問題】画像所見と診断名は?

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    • 松果体にT2WIで高信号、T1WIで低信号、FLAIRでやや高信号を認め、松果体嚢胞を認める
    • 大きさは約1.5cmほど
    • 冠状断で海馬の萎縮は認めず、またVSRADも1.39でアルツハイマー型認知症は否定的な所見である
    • またMRA(非提示)やFLAIR画像で虚血を疑うような所見もない
    • 上記より今回の検査で積極的に認知症を疑う所見は認めない
    • その他、両側に後角分離疑い

    【松果体嚢胞】

    ・松果体嚢胞は、松果体に発生する良性の嚢胞性疾患

    ・比較的高頻度で見られ、特に若い女性に多い

    ・松果体は憩室として発生し、その後内腔は消失するが、これが消失せず嚢胞として遺残したものが松果体嚢胞となる

    ・胎生期における神経上皮細胞によるcavum pinealeの閉塞障害、上衣細胞のglial lacumaeへの侵入、松果体組織の退行性変化などが原因とされている

    ・通常は無症状だが、大きくなると水頭症を来すこともある

    ・松果体細胞腫などと鑑別を要する時がある

    参考書籍:よくわかる脳MRI 改定第4版

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