common disease15

【臨床症状】60代 USで胆嚢壁肥厚疑い

【問題】画像所見と診断名は?

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    • 肝右葉中心に、両葉にびまん性に微小嚢胞を認める事ができる
    • 微小嚢胞と分布が特徴的で、これらの所見から胆管性過誤腫が第一にあげられる
    • その他の所見として、肝左葉に2cm程度の嚢胞病変あり
    • また肝内胆管において後区域枝は前区域枝と合流せず、直接総胆管に合流しているのが確認できる
    • 胆嚢は屈曲しているが、粗大病変は認めない

    【胆管性過誤腫】

    ・胆管性過誤腫(von Meyenburg complex)は胆管壁組織の遺残を起源として発生した、胆道系とは交通の無い嚢胞病変が集簇した状態

    ・微小嚢胞の大きさは1~5mm程度が多いが、10mmを超えるものもある

    ・嚢胞の内容物は、濃縮胆汁を含む場合もある

    ・基本的に無症状で臨床的に問題ない事も多く、発見されても無理治療になる事も多い

    ・肝の一部に見られるケースから肝全体にびまん性に認めるケースもある

    ・USではびまん性に分布する高エコー結節として抽出され、多重反射によるコメットエコーを認める事もある

    ・CTでは門脈域に多数の嚢胞性病変(低吸収域)を認める

    MRIではT2WIで多発する微小高信号が特徴的で、MRCPが感度が高い

    参考書籍:肝胆膵の画像診断 -CT・MRIを中心に-

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