整形34

【臨床症状】40代 肩の痛みと痺れ USでガングリオン疑い

【問題】画像所見と診断名は?

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※ T2WI、T1WI、脂肪抑制の順に表示

➡横断像/矢状断像
206025_2023_01_16_MR_Image058
 

※ 横断像、斜矢状断の順に表示

    ▶答えはこちら
    • 肩甲骨の肩甲切痕に、T2WIで高信号、T1WIで低信号の3cm大の多房性嚢胞(傍関節唇嚢胞)を認める
    • 同部位には肩甲上神経が走行している部位のため、痺れの原因として肩甲上神経絞扼症候群も疑われる
    • 傍関節唇嚢胞による、肩甲上神経絞扼症候群疑い
    • その他、特に異常所見はなし
    ※ T2WI、T1WIの横断像は非提示

    【傍関節唇嚢胞】

    ・関節唇近傍に生じる嚢胞性病変

    ・関節唇断裂を介して関節腔と交通を有する事が多い

    ・SLAP lesionに伴うものは後上部に多く、肩甲上神経絞扼を来しやすいと言われている

    ・嚢胞切除などをしても、関節唇損傷が残存している場合には再発を来す事がある

    骨軟部疾患の画像診断 第2版 より引用改変

    【肩甲上神経絞扼症候群】

    ・肩甲上神経は棘上筋と棘下筋の運動支配、肩関節の痛覚に関連する知覚神経を含んでいる

    ・肩甲上神経絞扼は、肩関節痛の原因にもなり、進行すると棘上筋や棘下筋の麻痺や萎縮を来すこともある

    ・神経の絞扼部位は、肩甲棘より上方の肩甲上切痕と、下方の肩甲棘関節窩切痕の2カ所で、前者は棘上筋と棘下筋に影響し、後者は棘下筋のみにが障害される

    ・原因として、傍関節唇嚢胞、骨折、脱臼、腫瘍、肩甲横靭帯の位置異常や肥厚などが知られている

    骨軟部疾患の画像診断 第2版 より引用改変

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