足根骨癒合症(tarsal coalition)

くそっ。騙されたで!

今度は何を買ったんですか? 見せてくださいよ。

「これだけでOK!魔法の若返り水!」
 ※若返りすぎて赤ちゃんに戻ってしまっても当社では責任を持てませんので自己責任でお願いします!

・・・

足根骨癒合症(tarsal coalition)とは

足根骨癒合症の概要

ちっ! しゃーない、今日は足根骨癒合症について話ていくで。

足根骨癒合症は舟状骨や距骨、踵骨などの足根骨のうち、2個以上に部分的もしくは完全に癒合して正常な動きが制限されてる状態の事を言うねん。これは骨の発育障害が原因の先天性疾患やで。

成長過程で癒合部分が軟骨成分なんかから骨成分に変化する事で負荷が大きくなって痛みなどが生じんねん。

発症頻度は1%以下っちゅー話やから、それほど多くはあらへんで。

主な臨床症状は痛みの他に、感覚異常や可動制限を伴う事もあるな。

概要は次の通りや。

  • 足根骨のうち2つ以上が部分的、もしくは完全に癒合している状態
  • 癒合には骨性、軟骨性、線維性の3パターンがある
  • 成長過程で軟骨成分組織から骨組織へ変化し負荷がかかる
  • 可動域制限や痛み、知覚異常、癒合部の骨性隆起などで発見される
  • 20代までの若者が多く先天性の発育障害と考えられている
  • 発生頻度は1%以下だが、その中で距踵骨癒合、踵舟状骨癒合が半数以上を占めている
足根骨癒合症

画像で確認すると、ここの部位やで。追加で舟状第1楔状骨癒合も加えてえおいてたで。ここもそれなりに多い部位やから覚えておいてや。

足趾の解剖

足関節メインでの解剖や。まぁ基本やから忘れてた人は下の図を見て思い出しておいてくれや。

今日の症例は骨の解剖が重要やで。

足根骨解剖

足根骨癒合症の原因と臨床症状

原因

足根骨癒合症の原因は先天的性によるものやで。

胎児期の足根骨原始間葉系の分節障害やと考えられてるわ。先天的に複数の足関節が癒合してて、第二次成長期のスポーツ活動時なんかに発症すんねん。

症状

臨床症状としては、疼痛や神経根症状や。

癒合した骨周囲の負荷が増大する事で疼痛として出てくんねん。この時に神経を圧迫すれば神経根症状も出てくるで。

治療法

治療法としては、保存的両方と外科的療法があるで。保存的療法はギプスなんかで該当部位への負担を軽減させる事、外科的は癒合部分の切除や。外科的治療の方が一般的らしいな。

画像所見

足根骨癒合症の画像所見

次に画像所見やで。

距踵骨癒合は単純写真やと、距骨下関節の狭小化や癒合部の骨性隆起、距骨上面の嘴状突起なんかが確認出来るで。癒合そのものの確認は難しい事が多いな。一方でCTやMRIやと癒合部分の評価や診断は容易や。

骨性癒合の場合は単純写真やと足関節斜位で簡単に診断できるで。踵骨前方突起と舟状骨内側後部が癒合してるのが確認出来ると思うわ。

線維性癒合や軟骨性癒合は、距骨前方突起が延長する、いわゆるanteater nose signが特徴的や。

一方でCTやMRIやと線維性癒合や軟骨性癒合にも有効やな。所見的には踵骨と舟状骨の骨皮質不整や狭小化、MRIにおける癒合部の線状の低信号域、骨髄浮腫なんかがあるで。

  • 距踵骨癒合
    • 単純写真
      • 距骨下関節の狭小化
      • 癒合部の骨隆起
      • 距骨上面の嘴状突起(talar beaking)
      • 距骨の外側突起の拡大 癒合そのものの抽出は難しい
    • CT/MRI
      • 上記に加え、関節裂隙の狭小化と不整像が確認できる

  • 踵舟状骨癒合
    • 単純写真
      • 足関節斜位像でanteater nose sign
      • 踵骨と舟状骨の間隙の狭小化
    • CT/MRI
      • 上記に加え踵骨と舟状骨の骨皮質の不整や骨硬化
      • 癒合部における線状のMRI低信号や骨髄浮腫
      • 癒合部における骨皮質および骨髄の連続

実際の症例

さて、実際の症例を見ていくで。距踵骨癒合症や。癒合部分が良く観察出来るのが分かると思う。

足CT-距踵骨癒合症

別の人の例になるけどMRIの画像や。

足MRI-距踵骨癒合症
左からプロトン強調、T2スター、T2脂肪抑制
足MRI-距踵骨癒合症


次に踵舟状骨癒合についてや。次の症例はanteater nose signがある例や。踵骨の前内側部が長くなってるのが確認出来ると思う。

足MRI-踵舟状骨癒合症
足MRI-踵舟状骨癒合症

鑑別診断のポイント

鑑別診断のポイント

鑑別診断のポイントや。と言っても特にはあらへんな。

足根骨癒合症は発生頻度が高い部位がある程度決まってるから、そこの画像所見を指摘出来るようにする事や。

逆に低頻度での骨髄浮腫などの所見があった場合は別の原因、たとえばスポーツ外傷などでの骨挫傷や骨折を疑う必要があるで。

まとめ

今日は足根骨癒合症についてレクチャーしたで。ポイントは2つや。

骨癒合の頻発部位を覚えておく

特徴的な臨床所見と画像所見

頻発部位は距骨と踵骨、踵骨と舟状骨でこれらで半数以上を占めるで。

他には皮膚上からでも骨隆起を触れる場合や、talar beaking、anteater nose signなどがあって、これらは気を付けて確認しないと見逃してしまうからな。場合によっては切除術をする事もあるから画像診断でちゃんと指摘出来る事が重要やで。

しっかし、この若返り水・・・全然戻らへん。むしろ退化しているかもしれん。

これ20本入りで3,980円やったんよ。最低半年は継続して下さいってあったから念には念を入れて1年分購入してがぶ飲みしてみてんけど、全然やったわ。全然アカンかったわ。またプライシングも絶妙なんよな。まぁええかと思える値段やねん。

・・・まぁ、ええ勉強になったな。

ここまでくると、僕は逆に尊敬します。

ほな、精進しいやー!

PickUp

1

もくじ1 日本とアメリカの放射線科医数2 日本と世界の検査機器保持数3 読影医不足問題4 放射線技師 ...

2

もくじ1 基本的な読影の流れ2 頭部読影の流れ3 胸部読影の流れ4 腹部読影の流れ5 自分なりの読影 ...

3

精神と時と読影の部屋 読影力をつけるのは実際に画像を見ていくのが一番やで。 あれこれ考えながら所見を ...