整形23

【臨床症状】30代 交通事故

【問題】画像所見と診断名は?

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※ T2*、プロトン強調、脂肪抑制画像の順に表示

➡ 横断像
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※ T2*、プロトン強調の順に表示

    ▶答えはこちら
    • 脛骨外顆の高原部は一部陥凹と骨折線を認め、周囲に骨髄浮腫を伴い、脛骨高原(プラトー)骨折が疑われる
    • 外顆が分離するような骨折線を認め、Schatzker分類のⅡ型と考えらえる
    • 腓骨頭、脛骨内顆にも浮腫性変化を認め骨挫傷が疑われる
    • 他、内側側副靭帯は全体的に浮腫状で周囲に高信号を認める事から微細断裂の可能性もある
    上段左からT2*、プロトン強調、脂肪抑制の矢状断、下段左からプロトン強調、T2*の冠状断

    【脛骨高原骨折】

    ・別名プラトー(plateau)骨折とも言う

    ・軸方向の圧迫負荷を伴った外反力あるいは内反力が原因の骨折

    ・つまり膝を捻った状態で垂直方向に負荷がかかり、大腿骨顆部と脛骨高原部が衝突する事で、力学的に弱い脛骨側に骨折が起きる事

    ・膝関節は外反力が加わりやすいと言われており、外側骨折の方が頻度が高い

    ・若年者は交通事故やスポーツ外傷など高エネルギー外傷が原因の事がほとんどだが、高齢者は転倒などの低エネルギー外傷でも起きる

    ・AO分類、Schatzker分類、Hohl分類などがある

    骨軟部疾患の画像診断 第2版 を引用改変

    【Schatzker分類】

    Ⅰ~Ⅵ型に分類される(Ⅰ~Ⅱ型は若年者に多く、Ⅱ~Ⅲ型は高齢者に多い、Ⅳ型以降は高エネルギー外傷で生じる)

    • TypeⅠ 外顆分離骨折
    • TypeⅡ 外顆分離陥没骨折
    • TypeⅢ 外顆陥没骨折
    • TypeⅣ 内顆骨折
    • TypeⅤ 両顆骨折
    • TypeⅥ 両顆骨折+骨幹端部骨折

    【Hohl分類】

    Ⅰ~Ⅵ型に分類される

    • TypeⅠ 非転移型
    • TypeⅡ 局部的陥没型
    • TypeⅢ 分裂陥没型
    • TypeⅣ 全面的陥没型
    • TypeⅤ 分裂型
    • TypeⅥ 脛骨上端部粉砕型

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