common disease25

【臨床症状】70代 CA19-9:78.7

【問題】画像所見と診断名は?

MR_20240821121118_Image001
 
➡ MRCP元画
MR_20240821121118_Image063
 

    ▶答えはこちら
    • 膵頭部がやや大きく、腹側に突出しているように見える
    • また十二指腸下行脚の一部に取り囲むように存在しているのが分かる
    • 造影画像にても膵臓と同程度の濃染を認める
    左からT2WI、造影前、造影後
    • またMRCP画像より、主膵管と副膵管の抽出が確認でき、輪状膵には副膵管が通っているのが確認できる
    左からMRCP、MRCP元画(副膵管)、MRCP元画(主膵管)
    • 上記より輪状膵と診断できる
    • その他、特記すべき所見はなし

    【輪状膵】

    ・輪状膵とは膵組織が部分的に、あるいは全周性に十二指腸を取り囲んだ状態の事を指す

    ・膵との連続性を認め、ほとんどが十二指腸下行脚に発生する

    ・輪状膵の膵管は主膵管と交通する場合が多いが、副膵管と交通する事もある

    ・小児(新生児)と中高年に発生時期が多く2ピーク型を示す

    ・小児の場合は、十二指腸狭窄を認める場合が多く、嘔吐や腹痛などの症状で発見される

    ・完全閉塞の場合は、口側の十二指腸の拡張を認める事もある

    ・中高年では十二指腸潰瘍や膵炎による十二指腸狭窄、総胆管狭窄などの病的原因検索により発見される事が多い

    ・画像所見ではDynamic画像では膵臓と同じ濃染程度で、かつ内部に膵管を認めれば診断が可能

    ・また慢性膵炎を合併している時は石灰化(結石)を認める事もある

    参考書籍:肝胆膵の画像診断 -CT・MRIを中心に-

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