救急8

【臨床症状】50代 転倒受傷

【問題】画像所見と診断名は?

011
 
➡ 冠状断
01132
 

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    • 右第7/8肋骨に骨折を認める
    • また右肺に高度な気胸があり、これに伴い一部無気肺も認める
    • 血胸などの所見はなし
    • 臨床情報と画像所見より、外傷性気胸と考えられた
    • 右肺S2に結節影あり無気肺の可能性もあるが、形態から肺癌の否定は必要だと考えられる
    • 他、左第4肋骨にも骨折を認めるが、骨癒合が進んでいる事から陳旧性と考えられ、今回の転倒とは関係ないと考えられた

    【気胸】

    ・気胸とは壁側胸膜と臓側胸膜の間の胸腔膜にairが存在している病的状態のこと

    ・原因には特発性、続発性、外傷性、医原性、特殊なパターンとして月経随伴性気胸がある

    • 特発性は、やせ型の若年男性に多く、ブラなどの破裂が原因である事が多い
    • 続発性は、空洞を伴う腫瘍性病変が原因である事が多い
    • 外傷性は、転倒や交通外傷など

    ・症状は、胸痛や呼吸困難など

    ・高度な気胸により心臓への圧力が高まり静脈還流障害が起きる緊張性気胸があり、早急な治療が必要

    ・画像所見では、X線単純写真で気胸を起こしている部位に透過性が亢進した無血管領域が認められる事がある

    ・CTではX線よりも診断能は高い

    ・治療法は軽度なら経過観察、重度ならドレナージや切除術が行われる

    参考書籍:困ったときの胸部の画像診断

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