整形47

【臨床症状】30代 交通事故

【問題】画像所見と診断名は?

J216643_2017_07_14_MR_Image001
J216643_2017_07_14_MR_Image002
J216643_2017_07_14_MR_Image003
J216643_2017_07_14_MR_Image004
J216643_2017_07_14_MR_Image005
J216643_2017_07_14_MR_Image006
J216643_2017_07_14_MR_Image007
J216643_2017_07_14_MR_Image008
J216643_2017_07_14_MR_Image009
J216643_2017_07_14_MR_Image010
J216643_2017_07_14_MR_Image011
J216643_2017_07_14_MR_Image012
J216643_2017_07_14_MR_Image013
J216643_2017_07_14_MR_Image014
J216643_2017_07_14_MR_Image015
J216643_2017_07_14_MR_Image016
J216643_2017_07_14_MR_Image017
J216643_2017_07_14_MR_Image018
J216643_2017_07_14_MR_Image019
J216643_2017_07_14_MR_Image020
J216643_2017_07_14_MR_Image021
J216643_2017_07_14_MR_Image022
J216643_2017_07_14_MR_Image023
J216643_2017_07_14_MR_Image024
J216643_2017_07_14_MR_Image025
J216643_2017_07_14_MR_Image026
J216643_2017_07_14_MR_Image027
J216643_2017_07_14_MR_Image028
J216643_2017_07_14_MR_Image029
J216643_2017_07_14_MR_Image030
J216643_2017_07_14_MR_Image031
J216643_2017_07_14_MR_Image032
J216643_2017_07_14_MR_Image033
J216643_2017_07_14_MR_Image034
J216643_2017_07_14_MR_Image035
J216643_2017_07_14_MR_Image036
J216643_2017_07_14_MR_Image037
J216643_2017_07_14_MR_Image038
J216643_2017_07_14_MR_Image039
J216643_2017_07_14_MR_Image040
J216643_2017_07_14_MR_Image041
J216643_2017_07_14_MR_Image042
J216643_2017_07_14_MR_Image043
J216643_2017_07_14_MR_Image044
J216643_2017_07_14_MR_Image045
J216643_2017_07_14_MR_Image046
J216643_2017_07_14_MR_Image047
J216643_2017_07_14_MR_Image048
J216643_2017_07_14_MR_Image049
J216643_2017_07_14_MR_Image050
J216643_2017_07_14_MR_Image051
J216643_2017_07_14_MR_Image052
J216643_2017_07_14_MR_Image053
J216643_2017_07_14_MR_Image054
J216643_2017_07_14_MR_Image055
J216643_2017_07_14_MR_Image056
J216643_2017_07_14_MR_Image057
J216643_2017_07_14_MR_Image058
J216643_2017_07_14_MR_Image059
J216643_2017_07_14_MR_Image060
J216643_2017_07_14_MR_Image061
J216643_2017_07_14_MR_Image062
J216643_2017_07_14_MR_Image063
 

※ T2WI、T1WI、脂肪抑制の矢状断、T2*の横断像の順に表示

    ▶答えはこちら
    • C5/6に椎間板の膨隆と骨棘の突出、黄色靭帯肥厚も認める
    • 上記により頚髄の圧迫きたし、脊柱管狭窄症と診断できる
    • 脂肪抑制画像で高信号では無い事から、今回の交通事故とは関係が無いと思われる
    • 他、特に異常所見はなし

    【脊柱管狭窄症】

    ・脊柱管狭窄症とは、椎間板や椎間終板の変性に加え、黄色靭帯の肥厚や骨棘などの形成により脊柱管が狭くなり痺れや痛みなどの症状を来した状態

    ・頸椎と腰椎に好発する

    ・50代から増加し始め70代にかけてピークを認める

    ・原因は軟骨無形性症のような先天性のものと、変形性脊椎症や辷り症による後天的なものがある

    ・腰部脊柱管狭窄症では間欠性跛行を認める事がある

    ・腰部脊柱管は中心間、外側陥凹、椎間孔に分けられ、これらの狭窄部位に応じて中心性狭窄と外側型狭窄(外側陥凹狭窄と椎間孔狭窄)に分けられる

    ・中心性狭窄は馬尾が全体的に絞扼され、外側型狭窄では椎間関節の骨棘形成などによる神経根が圧迫される

    ・治療法は保存的療法と外科(手術)的療法がある

    ・神経ブロックやリハビリ等によっても改善されなく、症状が悪化する場合に外科的治療が選択される

    参考文献:骨軟部疾患の画像診断 第2版