整形44

【臨床症状】60代 頚部痛と指の痺れ

【問題】画像所見と診断名は?

207077_2016_07_12_CT_Image007
 

    ▶答えはこちら
    • C2-7にかけて後縦靭帯の骨化を認める
    • その中でもC2-4では連続型、C5-7では分節型の骨化像
    • 上記より、後縦靭帯骨化症の混合型と診断できる
    • 他、頸椎椎体に骨棘を認める
    • またC4-5の棘突起後方に限局性の項靭帯骨化を認める(Barsony病)

    【OPLL(後縦靭帯骨化症】

    ・後縦靭帯が肥厚、骨化する疾患で原因は不明

    ・40歳以上に好発し男性に多い

    ・遺伝的要因が関係している事が知られている

    ・下位頸椎に多く、胸椎にも生じる

    ・骨化した靭帯によって脊柱管狭窄や脊髄圧迫を来す

    ・初期症状は頚部痛や上肢の痺れ、痛みなどで進行すると下肢にまで異常が広がる

    ・厚生省OPLL調査研究班によって連続型、分節型、混合型、その他(椎間板限局型)の4つに分類される

    ・MRIではT1WI、T2WI共に低信号を示すが、CTによる評価が分かりやすい

    ・治療法は保存療法と外科的療法があり、保存的治療で効果が得られない場合や脊髄症状が明らかな場合は手術療法が選択される

    参考文献:骨軟部疾患の画像診断 第2版

    【Barsony病】

    ・項靭帯が限局的に石灰化(骨化)したもの

    ・加齢性退行性変化と考えらえていて、病的意義は少ないとされている

    ・中年以降の男性に多く、透析患者にみられる

    ・C4-6付近に多い

    PickUp

    1

    もくじ1 日本とアメリカの放射線科医数2 日本と世界の検査機器保持数3 読影医不足問題4 放射線技師 ...

    2

    もくじ1 基本的な読影の流れ2 頭部読影の流れ3 胸部読影の流れ4 腹部読影の流れ5 自分なりの読影 ...

    3

    精神と時と読影の部屋 ここに迷い込んだからには、読影が出来るようになってから帰ってもらうで! まずは ...