孤独な爺さん

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放射線技師歴が約20年で技師長歴が10年ほど。
とは言っても独り技師長じゃなくて、だいたい20人くらいの技師グループ。
新規事業立ち上げたり、残業時間減らしたり、ママさん技師が休みやすいようにしたりしてます。

「みんな、読影ができる技師になろうぜ!」

脊髄損傷(spinal cord injury)

今日は脊髄損傷や。損傷には完全損傷と不完全損傷があんねんけど、完全損傷になると障害部位以下の運動や感覚機能が失われてしまうんや。リハビリをやってもあまり改善は見込めへんと言われてる。これが頚髄付近になると生命維持も難しい場合が出てくんねん。これも画像診断で確認していく事が多いんやで。今日はそんな脊髄損傷についてレクチャーしてくで!

脾損傷(splenic injury) 肝損傷(hepatic injury)

脾損傷や肝損傷。これらも交通外傷なんかが原因で起きる病態や。両方とも多血性の臓器やから損傷すると出血量が問題になんねん。軽微なら保存療法にもなるんやけど、その判断は画像診断を参考にする事も多いんや。
今日はそんな脾損傷と肝損傷についてレクチャーしてくで!

肺挫傷(pulmonary contusion)と大動脈損傷(aortic injury)

今日は肺挫傷と大動脈損傷や。これらは交通外傷のような高エネルギー外傷が原因になる事がほとんどなんやけど、大動脈損傷に至っては部位が部位だけに、致死率も高いねん。
一説には救急搬送対応になるのは、20%以下とも言われとる。
3次救急までやってる施設なら経験するかもしれんな。
今日はそんな肺挫傷と大動脈損傷についてレクチャーしてくで!

顔面骨折(facial fracture)

ボクシングなんかのコンタクトスポーツに多いのが眼窩吹き抜け骨折や。これは外力が眼球に加わる事で眼窩内の骨が骨折してまう事なんやけど、もちろん交通外傷なんかでも起きんねん。
ちなみに顔面骨折には部位によって種類があるんや。今日はその中でも、Le Fort骨折と眼窩吹き抜け骨折についてレクチャーしてくで!

脳挫傷(cerebral contusion)

頭部外傷で起きうる病態の1つに脳挫傷があんねん。これは程度にもよるんやけど最悪の場合は生命維持が難しいくらいの損傷の時もあるで。
そして注意せなアカンのが、受傷部位と反対側にも起きうるって事やねん。
今日はこの辺りもふまえて脳挫傷についてレクチャーしてくで!

急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫(acute subdural hematoma、acute epidural hematoma)

誰しも子供の頃に転んだりして頭をぶつけた事があるやろ。大抵はたんこぶ作って終わりなんやけど、これが高齢者とかになると頭蓋内出血を来してたりすんねん。
また頭蓋内出血もいくつか種類があるんや。
今日は急性硬膜下(外)血腫についてレクチャーしてくで!

外傷性くも膜下出血(traumatic subarachnoid hemorrhage)

頭部をぶつけた時に注意せんとアカンのが脳内出血や。特に外傷性くも膜下出血は放っておくと脳を圧迫してくるで。基本的な画像所見は動脈瘤破裂の時と同じなんやけど、場合によっては架橋動脈のみの損傷で軽微な事もあんねん。
今日はそんな外傷性くも膜下出血についてレクチャーしてくで!

肺血栓塞栓症(pulmonary thromboembolism:PE)

肺動脈塞栓症やけど、これは別名の方が有名かもしれん。エコノミークラス症候群って聞いた事あるやろ?それがこれやねん。
ずっと同じ体勢が原因で、下肢に血栓が出来て、それが運動する事なんかで肺動脈を塞栓してまうねん。
画像上でも特徴的な所見があんねんで。今日はそんな肺動脈塞栓症についてレクチャーしてくで!

上腸間膜動脈閉塞(superior mesenteric artery occlusion:SMA occlusion)

救急やってへんとあまり目にする機会はあらへんかもしれん。今日は上腸間膜動脈閉塞症についてや。SMAは体内で広範囲を栄養してて、ここが閉塞すると腸を中心に虚血状態になんねん。死亡率も中々高いんやで。
今日はそんなSMA閉塞症についてレクチャーしてくで!

大動脈解離(aortic dissection)

大動脈解離は一度破裂すると生命予後に直結する疾患や。
場所が場所だけに、出血量がハンパやないねん。これは事前に画像診断なんかで見つけて対処しておくのが必須なんやけど、中々自覚症状があらへん事もあって早期発見は難しいねんな。ただ検査する側で知っておくべき事はあるから、今日は大動脈解離についてレクチャーしてくで!