孤独な爺さん

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放射線技師歴が約20年で技師長歴が10年ほど。
とは言っても独り技師長じゃなくて、だいたい20人くらいの技師グループ。
新規事業立ち上げたり、残業時間減らしたり、ママさん技師が休みやすいようにしたりしてます。

「みんな、読影ができる技師になろうぜ!」

急性腎盂腎炎(acute pyelonephritis) 急性巣状細菌性腎炎(acute focal bacterial nephritis:AFBN) 腎膿瘍(renal abscess)

急性腎盂腎炎は放置しておくと、全身にまで広がり、敗血症や腎不全にまで至る疾患や。これも細菌感染が原因なんやけど、早期で発見して治療すれば予後も良いねん。急性腎盂腎炎、急性巣状細菌性腎炎、腎膿瘍といった経過を辿んねんけど、各々で見るべき画像所見もあんねん。
今日はそんな腎炎関連についてレクチャーしてくで!

急性肝炎(acute hepatitis)

今回は急性肝炎や。これの原因はウィルス感染が多いな。A型肝炎ウィルスとかC型肝炎ウィルスとか聞いた事があるやろ。
C型以外は安静にしてれば治ってしまう事が多いんやけど、C型だけは劇症型肝炎になる事もあんねん。
肝炎については特徴的な画像所見はあまりあらへん事が多いねんけど、今日は急性肝炎についてレクチャーしてくで!

急性胆管炎(acute cholangitis)

今日は胆管炎についてや。胆嚢炎やあらへんで。胆管炎や。これはその名の通り、胆管に炎症が起きてる状態やねん。原因は胆管の狭窄が
主や。狭窄する原因は色々あるけどな。
ただこの辺は特に早期やと所見自体が軽微な関係で画像診断でも注意してみておかんとスルーしてまうかの性があんねん。
せやから技師はんでも知っておいてもらえると助かるで。
今日はそんな急性胆管炎についてレクチャーしてくで!

気腫性胆嚢炎(emphysematous cholecystitis)

肺気性胆嚢炎はそんなに頻繁に目にする機会も少ないと思う。ただこれも穿孔率が高い疾患やから早急な対応が必要やねん。
ただ一方で、画像所見自体は特徴的な所見やから、一度見ておけば大丈夫やと思う。
今日はそんな気腫性胆嚢炎についてレクチャーしてくで!

急性膵炎(acute pancreatitis)

急性膵炎は急激な腹痛が特徴の急性腹症や。大抵は回復すんねけど、重症化すると致死率が上がる疾患やねん。原因は胆石とアルコールがほとんどや。そんな急性膵炎の画像所見を知っておくのは重要やで。今日は急性膵炎についてレクチャーしてくで!

急性胆嚢炎(acute cholecystitis)

たまに読影してて、急性胆嚢炎にあたる事があんねん。この場合は早めに担当医に知らせる必要があんねんけど、これは検査時に技師はんが気がついてくれると嬉しいやつや。どうしても検査終了から読影開始までタイムラグが出てまうからな。
そのためには画像所見を知っておく必要があんねん。今日はそんな急性胆嚢炎についてレクチャーしてくで!

消化管出血(gastroinstestinal bleeding)

吐血するとビビるよな。これは色んな原因があるんやけど、今回の消化管出血が原因のケースも多いねん。
潰瘍によるものが最多やで。もちろん、上部消化管だけやなくて、下部消化管からも出血するケースもあるで。
今日はそんな消化管出血についてレクチャーしてくで!

腸管気腫症(pneumatosis intestinalis)

腸管気腫症、あまり聞いた事があらへん疾患かもしれんな。実際、頻度的には稀な部類に入んねん。ほんで大部分が良性になるんやけど、中には早急に対処せんといかんパターンもあんねん。画像所見でも特徴的やから知っておくとええで。
今日はそんな腸管気腫症についてレクチャーしてくで!

消化管穿孔(gastrointestinal perforation)

通常は腹腔内にはエアーはあらへんねん。逆にここにエアーを認めると、どこかしら穿孔しているというサインでもあんねん。つまり穴が空いているという事やな。
穿孔してると、内容物が漏れ出して色々と不都合が起きんねん。
せやから画像上で穿孔部位を特定するのは重要なんや。
今日はそんな消化管穿孔についてレクチャーしてくで!

憩室炎(diverticulitis)

罹患すると絶食して抗菌薬を投与するハメになる憩室炎。これは下痢なんかの症状も伴うから中々きついねん。
また進行して腸管穿孔にまでなると腹膜炎の危険性もあるから、気を抜けん疾患でもあるんや。
画像上でも特徴的な所見もあるから、今日はその辺を中心に憩室炎についてレクチャーしてくで!