もくじ
【概要】
- 著者:ジェイ・エイブラハム
- 発売日:2015年5月
- ページ数:236ページ
本の目次
第1章 あなたの人生をコントロールするのは誰か第2章 成功者は皆、「他者」から学ぶ
第3章 あなたのいちばんの味方は、あなた自身
第4章 なぜ、あなたは働くのか―今日すべき3つのことを考える
第5章 「問題解決力」が人生を好転させる
第6章 ビジネスを突き動かす「基本原理」―なぜ、いとも簡単に売上が伸びるのか
第7章 マーケティングは死んだ
第8章 善なる経営第1章 あなたの人生をコントロールするのは誰か
エピローグ 気高く生きる
【結論(1番の訴求ポイント)】
限界とは何か?
まず最初に本書の中で最も重要だと思われる一文を記載したい。
「人は信じている範疇の懸命な働き方で働き、忠誠を尽くし、信じる約束の定義で責任を果たす」
元々が洋書なので、日本語に訳した時に少々理解が難しい面もあるが、何となく言っている意味は分かるだろう。簡単にすると、全ては自分の範囲の中で完結しているのだ!という事を知っておいてもらいたい。
本書のタイトルにあるように、限界は自分の頭の中だけにあるもので、外部要因はそれほど関係。
【ポイント】
人が成長するためには
限界とは自分が設定した値である事が多い。つまり無意識で自分にブレーキをかけてしまった結果とも言える。自分にはできない。こういった固定観念を捨てる事ができれば、1歩も2歩も成長する事だって可能なのである。
だが、言うは易く行うは難し である。これが簡単にできれば誰だって苦労はしないだろう。
もっと簡単に考えよう。限界を超えるなんて言葉を使うから小難しく感じるのだ。
何か新しい事を始めてみるのがいい。新しい事を始めると未知の経験や体験が得られる。それは今までの自分に無かったものだ。つまり今までの自分に、その経験/体験がプラスされる。
これを成長と言ったりもするが、大きな事を成し遂げた人も最初は小さな勇気からだった事が多い。
気になっていた本を読んでみるのもいいだろう。流行っているアプリを試しに使ってみるのもいいだろう。仮病を使って、有休で休んでみるのもいいだろう。今までとは違う、やった事が無い事にチャレンジしてみる。
これを繰り返していく事で、いつの間にか壁が取り払われている事も多い。
3歳児を見てみよう。全て自分がやらなければ気が済まない。好奇心の塊だ。彼ら彼女らは限界を知らない。疲れるまで遊ぶ。飽きるまで遊ぶ。
このように誰でも小さい頃は好奇心を持っていた。なのにいつの間にか無くしていく。
もう一度好奇心を持ってみよう。
まずは新しい経験をしてみる。考えるのは後にしたってかまわないと個人的に思う。(生存者バイアスはあるかもしれないが)大抵は何とかなったりするもんだ。
日本人に足りないもの
著者のジェイ・エイブラハムは日本人に足りないのはクリティカル思考だと言っている。
全く持って意味不明である。
クリティカル思考とはconecting the dotsらしい。益々、意味が分からない。
このフレーズはスティーブ・ジョブズが2005年に行ったスピーチで言った言葉でもある。
一見関係が無さそうな事柄が、意外な所で繋がりブレイクスルーに繋がったりする事を表している。まぁ簡単に言うと、色んな事に興味を持とうという事だ。
パレートの法則というものがある。知っている人もいるかもしれない。別名、2:8の法則とか言われたりもする。実は重要と思われる事は全体の20%程度だという法則なのだが、これが以外と色んな所で当てはまったりする。
クリティカルとは急所を打つみたいな意味だと思うが、パレートの法則で考えると8割はミスる。
逆に言うと、当たりは20%含まれている。
ここで当たりを引くにはどうすればいいか?答えは簡単だ。数を打つしかない。色んな事をやってみる。それも最初から全力ではなく、小さな実験を繰り返すようなイメージだ。
何をするか?よりも、どこに集中するか?が重要なのだ。
色んな事を手広くやってみて、これだ!と思えるものが出てきたら全力で取り組んでみよう。数打たなければ見つからないので、何でもやってみる事だ。
ビジネスに応用すると
ビジネスで売り上げを上げるには3つの要素が必要だ。
1、買ってくれる人の数を増やす、2、取引額を増やす、3、購買頻度を増やす。
これらの内、どこに大きな可能性があるのかを見極めて行動しなければならない。
人間心理の本質がある。それは、皆、自分が一番で自分の立場でしか世の中を見ていないという事だ。
つまり自分勝手なのである。
マーケティングとは、そんな自分勝手な顧客が言葉で表現しきれない隠れた要素や懸念点を見つけてあげる事だ。そしてその回答を提示してあげる。買ってもらうには何をすればいいか?それは相手にどのような結果を届けるのかという事でもある。
問題を見つけても答えが出ない場合もあるだろう。その時は視点を変えてみよう。思いがけない閃きが出てくるかもしれない。出来ないと思わずに、とりあえずやってみる。いくつかチャレンジしていくと、必ず核となるものがある。そこに限られたリソースを使う。
小さな行動が、いずれ大きな結果を生む事になるのを信じて。
【個人的補足】
ビジネスで信頼を得るために必要な事
それは相手の利益を優先する事だ。
ジェイ・エイブラハムはこうも言っている。
「あなたが売っているのは商品ではなく、相手の成果なのだ」
相手はあなたの商品を買う事で得られる結果を期待して購入している。決して商品が目的な訳じゃないのだ。そして、この考え方には相手に対してGiveの精神である事が重要だ。クレクレ君だと絶対に成功しない。
営業(マーケティング)とは、相手(クライアント)を診断する医者のようなものだとも言える。
クライアントを診察して病気の所を見つける。それには十分なコミュニケーション能力も必要だ。クライアントの病的ポイントを無視して、治療薬を出しても見当はずれもいいとこになる。全く治らないどころか、悪化する可能性もある。
十分にヒアリングし病気が治る商品を提示する。
そして相手が満足する事で、初めて自分へのメリットが生まれる。つまりメリットは最後なのだ。最初ではない。ここを間違えると痛い目を見る事になるだろう。
できないと言わずにやってみる。それを繰り返すことで、いつの間にか限界突破をしている自分に巡り合えるかもしれない。