孤独な爺さん

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放射線技師歴が約20年で技師長歴が10年ほど。
だいたい20人くらいの技師グループ。
これからの技師には読影能力も必要だと考えてるので、 読影のポイントと、後はコ・メディカルの管理職としての経験を書いてます。

【主にやってきたこと】
・2つの新規事業立ち上げ(どちらも黒字化)
・チーム内残業80%減
・若手の認定資格取得率が向上
・新人退職率80%→10%以下
・有給をいつでも取得可能に
・産休後のママさん復帰率100%

腸捻転(volvulus)

広義の意味で言うと、腸閉塞に該当する腸捻転。これも放置すると虚血から壊死になる病態や。また閉塞してるから食物の通過も出来ひんくなって腹部の膨満感や腹痛を感じる事もあるんや。
原因は加齢による腸のたるみなんかやな。
これも救急ではたまに目にする症例や。今日はそんな腸捻転についてレクチャーしてくで!

腸閉塞(bowel obstructiion)

今回は腸閉塞や。これもイレウスと並んで放置すると腸管が虚血から壊死になってまう状態や。1度壊死してまうと回復は難しくて切除するしかあらへんねん。
切除せんと敗血症になってまうからな。
やっぱり早めの対応が重要で、閉塞機転を見つけるためにCT検査は重要やねん。
今日はそんな腸閉塞についてレクチャーしてくで!

単純性イレウス(mechanical bowel obstruction)

何らかの原因で腸管が詰まってまう事をイレウスとか腸閉塞とか呼ぶねん。
この2つは定義があって、実は明確に分けられてんねや。それを知らんとドヤってしまうと恥かくで。
今日は腸閉塞と単純性イレウスの違いも含めてレクチャーしてくで!

腸重積(intestinal intussusception)

小児の急性腹症の原因で頻度が高いのが腸重積や。多くは原因不明なんやけど、実はロタウィルスワクチン接種の副反応として起きる事が知られてんねん。
腸重積になって放っておくと、腸管が壊死してまうから早急に対応が必要やねん。
第1選択はUSなんやけど、大人はCTも撮影される事が多いで。
今日はそんな腸重積についてレクチャーしてくで!

感染性腸炎(infections enterocolitis)

食中毒は誰しも気をつけてるとは思うねんけど、毎年なんらかの形で罹患してまう人がおんねん。
これは免疫状態なんかも関係してくるから一概には言えへんのやけど、罹患するとキツイってのだけは確定事項や。
実はCT画像でも所見が出てくる部位が特徴的やねん。
今日はそんな感染性腸炎についてレクチャーしてくで!

虚血性大腸炎(ischemic colitis)

大腸炎と一言で言っても多くの分類があんねん。その中には細菌性や虚血性のものなんかがある。
今回は虚血性大腸炎についてやけど、これは血管や他の原因で大腸が虚血になってる状態や。
これらは大腸の所見がある部位によってある程度鑑別が可能やねん。
今日は虚血性大腸炎についてレクチャーしてくで!

突発性食道破裂(Boerhaave syndrome)

今の若者はアルコール離れとも言われてるらしいけど、昔は先輩に連れられて無茶して飲む事も少なくなかったな。昭和世代の思い出や。
この飲み過ぎた時に嘔吐する事も経験した事がある人も多いと思う。
実はこの嘔吐で食道が破裂する事があんねん。
今日はそんな突発性食道破裂についてレクチャーしてくで!

肺結核(pulmonary tuberculosis)

以前は国民病とまで言われた肺結核。現在は治療法も確立されて昔ほどの死亡率ではあらへん。
それでも欧米と比較すると罹患率はまだ高いねん。とは言っても10万人あたり10人とかやけどな。
この肺結核はCTでも特徴的な所見があんねん。それを知っているのといないのやと全然違うからな。
今日はそんな肺結核についてレクチャーしてくで!

肺水腫(pulmonary edema)

小さい頃にプールや海で溺れかけた事は誰しも経験あるやろ。あれは肺に液体が入り込んで酸素が送り込めへん状態になるから苦しいんや。
実は実際に溺れてなくても同じような状態になる疾患があんねん。
病名としては肺水腫というねんけど、原因は心臓やったり他にあったりするで。
今日はそんな肺水腫の画像を中心にレクチャーしてくで!

急性呼吸窮迫症候群(acute respiratory distress syndrome:ARDS)

ここ数年はCovid-19の影響もあって、救急以外の施設でも見る事が増えた疾患、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や。これは基礎病態がある上で呼吸器不全を急性発症した状態や。病期によって画像所見が違ってくんねん。今日はそんな急性呼吸窮迫症候群についてレクチャーしてくで!