孤独な爺さん

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放射線技師歴が約20年で技師長歴が10年ほど。
だいたい20人くらいの技師グループ。
これからの技師には読影能力も必要だと考えてるので、 読影のポイントと、後はコ・メディカルの管理職としての経験を書いてます。

【主にやってきたこと】
・2つの新規事業立ち上げ(どちらも黒字化)
・チーム内残業80%減
・若手の認定資格取得率が向上
・新人退職率80%→10%以下
・有給をいつでも取得可能に
・産休後のママさん復帰率100%

もやもや病(moyamoaya disease)

特徴的な病名の「もやもや病」。これは実際の脳血管がもやもやしているように見える事からついた疾患名なんやけど、ホンマにそのように見える症例もあんねん。
もやもや病はかなり特徴的な所見やから、1度見ておけば指摘するのは難しくないと思うし、その1度を今回のレクチャーで伝えていけたらと思うてる。
今日はそんなもやもや病についてレクチャーしてくで!

アミロイドアンギオパチー(cerebral amyloid angiopathy:CAA)

アミロイドβが血管に沈着する事で発生するアミロイドアンギオパチー。微小出血を起こして、多発する事も多いで。またくも膜下出血の原因の1つにもなったりするんやけど、画像上は特徴的な所見を示すねん。
1度見てただ通常のルーチンやと難しい事もあるから、シーケンス追加撮影が必要や。
今日はそんなアミロイドアンギオパチーについてレクチャーしてくで!

海綿状血管腫(cavernous hemangioma)

出血してへん限りは基本的に無症状な事が多い海綿状血管腫。年間の出血率は1%未満なんやけど、出血すると部位に応じて症状が出てくんねん。てんかん発作なんかが多いで。
画像上では所見自体を指摘するのは、それほど難しくはあらへん。
ただ知ってへんと、その所見が海綿状血管腫かどうかまでは分からへんかもしれん。
今日はそんな海綿状血管腫についてレクチャーしてくで!

脳動静脈奇形(cerebral arteriovenous malformation:AVM)

若い人の脳出血を見たらAVMを疑え。若い頃に上級医師から教わった事や。普段検査してると、特に若い人で偶然発見される事もある疾患や。これは動脈と静脈が直接繋がってもうてるんやけど、放っておくと脳出血に繋がったりすんねん。
特徴的な所見ではあるんやけど、今日はそんな脳動静脈奇形についてレクチャーしてくで!

動脈瘤(cerebral aneurysm)

生活習慣病と関連が深い疾患の1つ、脳動脈瘤。これは高血圧なんかが原因の1つなんやけど、ある程度大きくならへんと自覚症状が出てこーへんねん。っていうか大きくなっても症状が出てくる方が稀やねん。
放っておくと破裂して出血してまうから、早めに見つける必要があんねん。
最近は3テスラのMRIも一般的になってきたから、数mmの動脈瘤も見つかるようになってきてんねんで。
今日はそんな脳動脈瘤についてレクチャーしてこか!

脳出血(cerebral hemorrhage)

脳疾患で緊急性が高い疾患の1つ、脳出血。これは必ず気がつかなアカンヤツや。症状があればまだ疑う事が出来るんやけど、たまに偶発的に見つかる事もあんねん。最初に画像を見るのは技師はんや。技師はんがこの所見に気がついてくれるかどうかが重要でもあんねん。
今日はそんな脳出血についてレクチャーしてくで!

脳梗塞(cerebral infraction)

頭部検査における急性期疾患の代表的なものの1つ、脳梗塞。
以前はCTしかなかった時代は診断するのが大変やってん。それがMRIの登場で小さな梗塞まで簡単に見つけられるようになったで。
技師はんでも知っておくべき疾患と画像所見の1つや。
今日はそんな脳梗塞についてレクチャーしてくで!

脳血管の破格と支配領域

日頃、脳血管画像を見てると正常変異が多い事に気がつくと思う。実際、多くて放射線科医の中でも全て記載する人と、記載せーへん人に別れんねん。
もちろん問い合わせがあったら追記すんねんけど、もしかしたら撮影中に依頼元Drから聞かれる事があるかもしれん。
今回は技師はんが知っておくべき脳血管の破格についてレクチャーしてくで!

三叉神経痛(trigeminal neuralgia)

実際に罹患するとかなりの痛みを伴うという三叉神経痛。原因は血管が三叉神経に触れる事がほとんどなんやけど、ものがものだけに画像をよくチェックせんと気がつかへん事も多いねん。
そもそもシンスライスが撮影されてへんと診断も難しいしな。
てな訳で技師はんも所見について知っておくべき点があんねん。
今日はそんな三叉神経痛についてレクチャーしてくで!

ベル麻痺/Ramsay-Hunt症候群(Bell’s palsy/Ramsay-Hunt syndrome)

今日は顔面神経麻痺、特にBell麻痺について話していくで。
急性の場合やと突然発症するからビビるかもしれんな。治療をいかに早くスタートさせるかが重要なんやけど、そこで画像診断が果たす役割ってのも大きいねん。
今日はそんなBell麻痺についてレクチャーしてくで!