孤独な爺さん

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放射線技師歴が約20年で技師長歴が10年ほど。
だいたい20人くらいの技師グループ。
これからの技師には読影能力も必要だと考えてるので、 読影のポイントと、後はコ・メディカルの管理職としての経験を書いてます。

【主にやってきたこと】
・2つの新規事業立ち上げ(どちらも黒字化)
・チーム内残業80%減
・若手の認定資格取得率が向上
・新人退職率80%→10%以下
・有給をいつでも取得可能に
・産休後のママさん復帰率100%

脊髄損傷(spinal code injury)

脊椎損傷といえば、高越事故なんかの高エネルギー外傷が第1にイメージされると思う。
実は最近の原因の多くは転倒によるもんやねん。もちろん程度の差はあるで。
これは高齢化が背景にあるのは間違いなくて、今後も画像診断で目にする頻度が増えていくかもしれん。
今日はそんな脊椎損傷についてレクチャーしてくで!

椎体圧迫骨折(comoression fracture)

高齢化も相まって骨粗鬆症の人も増えて来てるのは実感してると思う。
骨粗鬆症は小さな転倒でも骨折の原因になったりすんねん。特に高齢者やと1度骨折してまうと、その後寝たきりになるケースもあるで。
今日はそんな骨折の中でも頻度が高い圧迫骨折についてレクチャーしてくで!

椎間関節骨膜嚢胞(facet synovial cyst)

椎間関節の変性や炎症なんかで出来ると言われている椎間関節骨膜嚢胞。
サイズが小さければ無症状の事もあるんやけど、痛みや痺れなどの神経症状が出てくる事も多い疾患や。
症状によっては嚢胞切除術を実施したりもするで。
今日はそんな椎間関節骨膜嚢胞についてレクチャーするで!

分離症(spondylolysis)

10代のスポーツをやっている人に多い腰椎分離症。
L5に発生するのが最も多いねんけど、安静にしてると症状が治まる事もあって放置される事も多いねん。
放置すると辷り症にも移行する事があんねん。
早期に発見すれば骨癒合も見込めるから、画像診断の役割は重要なんや。
今日はそんな分離症についてレクチャーしてくで!

脊柱管狭窄症(canal stenosis)

50代から増加して高齢者にはかなりの確率で見かける脊柱管狭窄症。
頚椎と腰椎が頻発部位なんやけど、主な原因は該当部位に何かしらの負荷がかかり続ける事やねん。
脊髄神経が圧迫されると、何かしらの症状が出てきてADLが低下する事もあるんや。
原因を突き止める為にも画像診断は必須なんやけど、今日はそんな脊柱管狭窄症についてレクチャーしてくで!

椎間板ヘルニア(disk herniation)

椎体の検査目的でかなりの頻度を占める椎間板ヘルニア。
ヘルニアは頚椎から腰椎、どこでも発生する可能性があんねん。
よく遭遇する所見やからこそ、詳しく知ってるかどうかで差がつくとこやねん。
今日はそんな椎間板ヘルニアについてレクチャーしてくで!

黄色靱帯骨化症(ossification of yellow ligament:OYL)

黄色靱帯が骨化する事で様々な神経症状を呈する黄色靱帯骨化症。
よくOYLと呼ばれてる事も多いんや。
これは原因が不明で難病指定にもなっとる。
どの程度脊髄や神経を圧迫してるかで画像診断の寄与は大きいねん。
今日はそんな黄色靱帯骨化症についてレクチャーしてくで!

後縦靭帯骨化症(ossification of posterior longitudimal ligament:OPLL)

原因不明で難病指定もされている後縦靱帯骨化症。
症状が軽微やと経過観察になる事も多いんやけど、進行性の場合は手術になる事もあんねん。
画像上はCTを撮影すればかなりの確率で指摘出来るんやけど、単純写真でも指摘出来る様になるとええで。
今日はそんな後十字靱帯骨化症についてレクチャーしてくで!

手根管症候群(carpal tunnel syndrome)

妊娠期や出産期、更年期の女性に多い手根管症候群。
これは進行すると母指から薬指半分にかけて痺れや痛みが出現する疾患やねん。
OKサインが作れなくなるってのは有名やな。
今日はそんな手根管症候群についてレクチャーしてくで!

キーンベック病(Kienbock’s disease)

手関節に疼痛を感じる病態の1つ、キーンベック病。
これは月状骨が何らかの原因で壊死してまう状態なんやけど、初期状態で治療開始した方がええのは間違いあらへんねん。
ただ単純写真やと指摘が難し事が多いんやわ。
今日はそんなキーンベック病についてレクチャーしてくで!