読影の流れ ~関節編~
どんどんいくで。今回は関節や。
画像確認の流れ
今回は関節や。一言で関節といっても全身には色々な関節があるのは知っての通りや。
関節の読影で重要なのは解剖の知識、これに尽きるで。解剖を頭に叩き込むか解剖書を片手に読むか、どっちかや。
好きな方を選んでな。
検査目的/撮影部位/撮影条件/左右差等の確認
依頼内容、モダリティ、部位、スライス厚、撮影シーケンスの種類等を確認するんや。この辺は今までと同様やで。
画像の確認
関節って言っても、代表的なものに肩、肘、手関節、股関節、膝、足関節などがあるわ。検査目的の部位が画像内に入っているかどうかなどを確認やで。
過去画像があれば比較が出来て尚ベターやな。
読影手順
矢状断や冠状断で骨折の有無を確認するんや。その後、適宜見やすい画像で検査目的部位とその周辺、全体を確認していく。骨折の有無、靱帯/腱損傷、骨病変の有無が3大確認項目やで。
【骨折の有無】
外傷の時は骨折しているかどうかのチェックが必要。CTの3Dが分かりやすい時がある。骨挫傷は、MRIの脂肪抑制画像一択。というか骨折も脂肪抑制画像の感度が高い。
骨端線損傷は小児特有の骨折で、Salter-Harris分類が有名。骨端線の離開や骨折線が骨端線に対してどのように入っているかでⅠ~Ⅴ型に分類され、Ⅲ型以降は予後が悪い。
整形がある医院/病院の技師は覚えとけ。
【靱帯/腱損傷】
肩であれば鍵盤損傷、肘であれば内外側副靱帯、手関節はTFCC、膝はACL/PCLや側副靱帯、半月板など、足関節は前距腓靭帯(外側靱帯)や三角靱帯など。
必ず検査目的や臨床症状があると思うので、それから推察される損傷部位をイメージしながらチェックする。
靱帯は通常MRIで低信号として描出されるが、損傷などがあると高信号になる。ちなみに損傷の程度が強いほど高信号になる。
【骨病変】
血管腫のような良性の骨腫瘍から骨肉腫のような悪性病変の有無をチェック。MRIで造影していればリウマチのような病変も検出可能。
【周囲の軟部組織】
血種や神経鞘腫、脂肪種、嚢胞、ガングリオンなどが見つかる場合もある。膝のベーカー嚢胞などが有名。軟部腫瘍は基本的にCTでは発見が難しく、MRIで見つかる事が多い。
このように関節における画像確認の流れは、解剖の知識が必要不可欠なんや。
都度で解剖書を開いて確認するもの一つの方法やけど、代表的なものは覚えてしまった方が早いで。そんなに多くないので、サクッと覚えたれや!
ほな、また!