孤独な爺さん

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放射線技師歴が約20年で技師長歴が10年ほど。
だいたい20人くらいの技師グループ。
これからの技師には読影能力も必要だと考えてるので、 読影のポイントと、後はコ・メディカルの管理職としての経験を書いてます。

【主にやってきたこと】
・2つの新規事業立ち上げ(どちらも黒字化)
・チーム内残業80%減
・若手の認定資格取得率が向上
・新人退職率80%→10%以下
・有給をいつでも取得可能に
・産休後のママさん復帰率100%

上衣腫(ependymoma)

比較的若い年代に見つかる事が多い上衣腫。これは手術で取り切れれば完治が見込める脳腫瘍でもあるんや。ただその一方で残存病変があると、そこからの再発はあまり予後がよろしくあれへん。発生場所なんかも特徴があって、それを知っておくのは重要や。
今日はそんな上衣腫についてレクチャーしてくで!

膠芽腫(glioblastoma)

グリオーマの中でもかなり予後が悪い方になる膠芽腫。別名グリオブラストーマとも呼ばれてんねんけど、これは急速に増大するのと、再発率が高いのが特徴や。見つけ次第、手術と放射線治療が必要なんやけど、画像ではなかなか腫瘍の範囲が正確に特定できひん事が多いねん。
今日はそんな膠芽腫についてレクチャーしてくで!

乏突起神経膠腫(oligodendroglioma)

グリオーマ分類の中の1つで前頭葉や側頭葉に発生する脳腫瘍や。石灰化が鑑別診断の手助けになる事があるんやけど、これを知ってるかどうかも重要なんや。今日はそんな乏突起神経膠腫についてレクチャーしてくで!

星状細胞腫(astrocytoma)

脳腫瘍の中でも20%程度の割合を占める神経膠腫。多くの分類があんねんけど、総じて悪性度が高いものが多いねん。神経膠腫は再発チェックなんかでMRIを撮影する機会が多くて、技師はん的にも知識として知っておくとエエ面も多いで。
今日はそんな神経膠腫の中でも星細胞腫、アストロサイトーマについてレクチャーしてくで!

骨髄炎(osteomyelitis)

細菌感染が原因の骨髄炎。原因菌は黄色ブドウ球菌が多いねんけど、急性と慢性があんねん。
このうち急性は早めに診断をつけて治療する必要があるんやけど、画像診断が参考になって診断される事も多いねん。
今日はそんな骨髄炎についてレクチャーしてくで!

蝶形椎(buttefly vertebra)

偶然発見される事がある蝶形椎。
最初に見た時はちょっとビビってまう事もあると思う。
せやけど、1度見て知っておけば2回目からは全然問題あらへんと思うねん。
読影には、こういった疾患もあるって事を知っておくのが重要や。
今日は蝶形椎についてレクチャーしてくで!

脊椎血管腫(vertebral hemangioma)

血管腫は全身のどこにでも出来る可能性がある疾患や。
今回は脊椎血管腫についてやけど、これは他の目的の検査中に偶然発見される事も多いで。
基本的に無症状な事が多いんやけど、血管腫が破裂した時なんかは様々な症状が出てくんねん。
今日はそんな脊椎血管腫についてレクチャーしてくで!

転移性骨腫瘍(metastatic bone tumor)

骨腫瘍の中で最も頻度が多い転移性骨腫瘍。
転移部位には脊椎が最も多くて、場所によっては神経症状が出てくる事もあんねん。
骨転移があるって事は少なくてもステージ4にはなるんやけど、早めに治療した方が本人のQOLが向上する事もあんねん。
今日はそんな転移性骨腫瘍についてレクチャーしてくで!

化膿性脊椎炎(pyogenic spondylitis)

細菌などが椎体に感染すると発熱や神経症状が起きる事が多いねん。
症状が進行してくると骨破壊なんかも認めてくるし、脊椎の安定が損なわれて神経症状も出てくるで。
早めに見つけて治療を開始せなアカンやつなんやけど、細菌性と結核菌やと治療方法が違うねんな。
そこが難しいとこでもあんねんけど、今日はそんな化膿性脊椎炎についてレクチャーしてくで!

脊髄空洞症(syringomyelia)

脊髄内に空洞が出来る病変、脊椎空洞症。
原因は外傷や炎症なんかがあるんやけど、関連が深いのがキアリ奇形や。
脊椎空洞症を見つけたら、キアリ奇形があるかどうかもチェックするのがセットになってるくらいや。
出来る箇所によって症状は違うんやけど、今日はそんな脊椎空洞症についてレクチャーしてくで!