読影の流れ その11

所見の書き方

前回までで機器に関するお話は終了です。お疲れ様でした。

次はワシの番やな。ほな行くで!

STAT画像報告

今回は所見の記載の仕方についてや。

あくまで個人的に思っている事やから、参考になる点をつまみ食いするような形でも全然OKやで。

まず最初にコレを見てくれや。令和 3 年 9 月 30 日付 医政発 0930 第 16 号 厚生労働省医政局長通知に下記のような記載があってん。

「現行制度の下で実施可能な範囲におけるタスク・シフト/シェアの推進について」においては、

「診療放射線技師が実施した検査画像に異常所見が認められた場合に、診療放射線技師が、その客観的な情報について医師に報告することは可能である。ただし、当該所見に基づく病状等の判断は医師が行う必要がある。」

つまり、遠まわしに技師も読影出来るようになりーや!って事を言ってるんやと思う。

そりゃそーやな。医者の数が足らんと言われてて、何とかせんとって事でタスクシフトが進んでるしな。

放射線科も例外ちゃうでって事や。

大前提

まず個人的に一番重要な事だと思っている事を書くで。

それは「誰が読んでも分かるような文章(書き方)をする」という事や。

報告書は主治医など、自分以外の人が読んで理解して初めて意味があんねん。

自分だけが理解できる言葉や文章やと、いくら正確に所見が拾えていても意味が無いんよ。伝わらんと言ってないのと一緒なんや。

患者、主治医、読影医、全員が損しとんねん。誰も得してへん。

これは非常にもったいない事なんやで。

診断名

通常は、報告書に診断名と報告書を記載する項目があんねん。

どちらも重要なんやけど、特に診断名は依頼医(主治医)がパッと見て分かるような書き方をせなあかん。

極端に言えば、診断名の項目を見ればOKくらいのイメージでええで。

それくらい診断名には分かりやすさが必要なんや。

特に診察時にはとにかく時間があらへんからな。病気があるのか無いのかをまずズバっと記載して、病気があれば、どこにどんくらいの大きさかが一目で分かる必要があんねん。

「右下葉に肺癌疑い」より、「右肺S8にスピクラを伴う2㎝*1㎝の結節影、肺癌疑い」の方が分かりやすくあらへん?

まずは検査目的の回答を記載する(ちゃんと回答になっているかを確認する)、次に副次的な所見があれば、それも記載する。

こんな流れで記載すると、間違いあらへんで。

所見

一方で所見記載欄には、もう少し詳しく記載する方がええな。

その診断名(病名)を疑った根拠を書くようにすると分かりやすいで。

たまにおるんよ、途中の思考プロセスが省略されていて、なんでこの診断名なったの?って書き方をしている人がな。

ただ、無駄に長いと読む側も面倒になってくるで。

長いのが絶対にええって訳やあらへん。時と場合によんねん。

まずは、自分がこの報告書を受け取って、どう思う(感じる)か、それを考えながら書くとええで。

施設で記載のルールみたいなもんがあれば、それに越したことはないな。

放射線科医のレポートを参考にする

そうは言ってもどう書いたらいいか分からへん。

そんな人は、自施設の過去レポートを見てみるんや。

放射線科医が記載したリアルなレポートがあるやろ?その中から「これは分かりやすいな!」というレポートを見つけてパクったらええねん。TTP(徹底的にパクる)やで。

パクってくうちに自分の型が出来きてくるから、最初はパクりまくるのが吉やで。

さて、今回はこんなところかな。

報告書の書き方について記載してみたけど、この中からパクれそうだというのがあったら是非パクってくれや。

ほな、また!

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